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【五章連載】ディオス・ウトピア 〜神々の王は平穏を望む〜  作者: 神威皇華
第四章 海淵神殿編
147/240

147話 3人の女王


 岩石地域(セティ)砂地域(ステク)の境界線を超えた地点にて───


 「はぁ……はぁ……まだ、か?」


 視界がぼやける。

 足がふらつく。

 汗が止まらない。

 脱水症状にでもなっているのか……?

 おかしい。

 そもそも、何故こんなにも暑い?

 

 ワタシは疑問に感じ、額の汗を拭いながら上空を見上げる。

 そこにあった光景は……快晴。


 最悪だ……。

 雲が1つもない。

 クソ……頭が回らない。

 こんな状態で魔力なって使ったら、絶対に失敗して……魔力暴走を引き起こす。

 まるで……灼熱の地獄ではないか。

 

 「───ぁ」


 その声が、灼熱の砂漠に響いた瞬間……セーレは倒れる。



 *   *   *



 少しずつセーレ体が砂に埋もれていく。

 刹那、爆音が轟く───

 

 「……逝け」


 その爆音の原因は……地震。

 ワームの位置を完全に把握し、死を齎した。

 そして、ワームに死を齎した人物が天より舞い降りた───


 「……自らで改変した理に身を滅ぼされかけるなんて……。後で、ルフス様には『加減して頂きたい』と伝えよう」


 そう言いながら、この地に舞い降りた少女。

 その少女は、金色の短髪(ショートヘア)に少し焼けた肌、そして……鷹の翼を持つ人物───

 

 「はぁ、大型か……仕方ない」


 その人物は飛び出してくる虫へ向かって手を伸ばす。

 そして、砂を掻き分け出てきたその虫へ向かって……


 「【物質崩壊】」


 スキルを使用した。

 すると、そのワームの───いや、ジャイアント・ワームの肉体が崩れる。

 崩れた肉体は、灰の様に……粉々に成って消え去った───

 その刹那、俺がその少女に向かって告げる。


 「やはり、素晴らしい! その技に免じて1つ……助言してやろう!」


 (───!? 何者……!!)


 その少女は驚愕しつつも振り返る。

 そして───俺と目が合う。


 ……コイツ、誰だ?

 会ったこともないが……まぁ、砂漠に居る者だし───フーラの関係者だろう。

 なら、俺はお前に助言する。

 あの女の邪魔をする為に。


 「……誰?」


 その少女は、首を傾げながら俺に訊いてくる。


 「貴様に教えてやる義理などない。だが、この情報だけは教えてやろう……。早くこの場から去れ。でないと───貴様、アマルティアに操られて殺されるぞ」


 俺は、自らを偽りながらそう言う。


 「───何? 何故、あの罪人の名を!? いや、でも……未だに捕まってはいないし…………って、それよりも! 貴方は───敵? 味方?」


 チッ、クソ……コイツ面倒だな。

 早めにに帰るとするか。

 だが、罪人という事は認識出来ている。

 アヤツも……“罪の起源”に関する記憶は消せなかった、と言う事か……?


 「俺は、どちらでもない。俺は例えるなら……そうだな、日和見菌だ」


 (ひ、日和見……? 何の話?)


 これ以上の時間を浪費するのは惜しい。

 自分を偽り続けるのも大変だな。

 まぁ、アイツ等と話せるのが……唯一の救いか。

 

 「はぁ……まぁ、良い。最後に教えておいてやろう。俺の名は───ロキ」


 俺は少女にそう告げ、俺は自らの影に潜る。

 そうして俺は、この場から離れた───



ロキの助言───

最後まで読んで頂き有難う御座います!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 不穏分子な罪人の名が。 操りって不信感を生みますからね、想像以上に厄介な敵の予感がします。 テオス君御一行の前に姿を見せないことを祈るばかりですが……!
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