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【五章連載】ディオス・ウトピア 〜神々の王は平穏を望む〜  作者: 神威皇華
第四章 海淵神殿編
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140話 大賢者


 マニュス帝国付近にある港にて───


 「ヤバいぞ! あの大賢者様がそれはそれは大きな船を造り上げたらしい!」


 「それは……本当の事ですか? 正確な”情報“なんですよね?」


 「あぁ! 俺を疑うなら、あっちに行ってみろよ! 旅人!!」


 そう言って、その男は海岸を指差す。

 

 ……まぁ、このワタシが”情報“に踊らされる事などあり得ない。

 ワタシが、情報を踊らせる事はあっても……逆の事はあってはならない。


 そう考え、ワタシは絶対的な自信を持って決意した───


 視察も兼ねて、アイツに挨拶でもしておくとしましょうか。


 「わかりました。情報提供、感謝します……フォンス」


 「あぁ! またな、旅人!!」


 そう言って彼は手を振る。


 「はい。また、何処かでお会い出来るかもしれませんしね……」


 ワタシはそう言って、フォンスに軽く頭を下げる。

 そして、ワタシは彼の元から離れ……海岸へ向かって歩を進める。

 

 

 その去り際を見ながら、フォンスはふと疑問に思った事を呟く。

 

 「俺……あの旅人に名乗ったか? 俺はあの旅人の名前を知らないんだが……」


 此の港は、人が多く行き交う場所───

 フォンスのその呟きは、この場に満ちる活気によって掻き消された。





 「さて……何処に───あぁ、あそこですか」


 海岸には大きな船がある。

 その近くに、大勢の人が集まっている。


 「……おい! 今は俺が大賢者様に質問しているんだ! 割り込むな!!」


 「黙れ!! お前こそ、俺の邪魔をするな!」


 大の大人が喧嘩か……。

 いや、これは……喧嘩ではないな。

 揉めている、と言ったところか。

 醜い……おっと、今はそんな事どうでもいい。


 ワタシは、少しずつ歩を進め……少し大きい声で問う。


 「少し良いですか? 大賢者……アルヴィス殿」


 すると、大賢者アルヴィスを囲んでいた者達の視線が、一斉にワタシに向いた。


 「おい!! 勝手に入ってくるな! 今は、俺が大賢者様に質問をしているんだ!! お前は黙って……」


 「お前こそ黙れよ!! 大賢者様が迷惑しているだろ!! ですよね? アルヴィス様……?」


 ソイツの声に同調するように、アルヴィスはこくりと頷いた。


 はぁ、ここでもですか……。

 知恵者の癖に、人見知りとは……困ったものです。

 『仲間と一緒に助け合い、協力し合う』とアーテル様が言わなければ……ワタシは絶対にコイツを見捨ててますよ。

 いい加減、気付いて欲しいものだが……。


 「分かりました。……では、出直すとしましょう」


 そう言って、彼の元へ向かって歩く。


 「明日はもっと記者が来るんだ! お前如き平民が───……いや、旅人風情が話せる御方ではないのだ!!」


 何でこんなにも他者を見下すのやら……。

 いつか、オルトゥスに聞いてみるとするか。

 まぁ、早く用件を伝えて……残りは本体に押しつ───任せるとしましょう。


 そして、すれ違う瞬間……こう囁いた。

 「今夜、戦艦についての話をしましょう」と。

 その瞬間……小声で返事が返ってくる。

 「……承知した。オメガ」と。


 フッ、そうですか……。

 分かりました。

 では……“摂理(ルール)”の名に掛けて絶対に守らせますよ。

 例え、貴方が此処に来る事が出来なくなったとしても───………



戦艦とは───!?

最後まで読んで頂き有難う御座います!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 大賢者様は一体どんなことを知っているんでしょうか。 色んな人から話しかけられるってことは、そこそこ信頼も得ているのかもしれないですね。
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