表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【五章連載】ディオス・ウトピア 〜神々の王は平穏を望む〜  作者: 神威皇華
第四章 海淵神殿編
138/240

138話 準備


 イリスが去って暫く経つと……続々と皆がやって来た。

 最初に来たのは、フギンとムニン。

 次にシルとルフスとリル。

 その後はイアやライム、ラス達。

 最後にアーテルの配下達。


 あれ?

 クロートーとレアが居ない?

 あ、そういえば暫くはレアと一緒に“深淵”に行くって言ってたな。

 いつ戻って来るんだろう?

 後で連絡してみるか。


 俺は皆が長いテーブルに座っていくのを確認しながら料理を人数分の器に入れる。


 賑わう食卓……いつも通りだな。

 じゃあ、俺は海へ行く為の支度をして来るか。

 魔法使えば一瞬だし。


 「テオス様ッ!」


 ん?

 この声は───


 「アーテルか?」


 「はい、支度をしに行くのですよね?」


 アーテルは軽く頭を下げ、俺にそう問う。


 「うん、そうだよ。何か問題があるの?」


 「いえ、その様な事は……! ですが……帰りは別として、行きは極力、魔法は使わない様にしたいので……」


 「あぁ、そう言う事か。分かった。じゃあ、皆に説明お願いね」


 「はい、お任せ下さい。テオス様!」


 そう言って、アーテルは恭しくお辞儀をした。

 俺は、それを見てどう反応して良いか分からず、頷いて部屋へと戻る。



 *   *   *



 俺は、扉を開けて部屋へと入る。

 

 あれ?

 リリスの気配がない?

 俺の気の所為か……?

 いや、違う。

 居ない!


 急いで扉を閉める。

 

 「誰か、居るのか?」


 『ふむ、誘惑魔女(アスモデウス)───……お嬢には姿を見せるな、と言われていたが……此処の部屋の主だ。挨拶くらいは許してくれるだろう』


 少女のそんな独り言が聞こえた気がした。

 

 何だ?

 今の声……は!?

 何だ、これ……黒い霧……?


 『これすらも視認出来るとは……尚更だな』


 またこの声……。

 誰かがここに居るのか?

 さっきは何となくだった気配が、今はしっかりと感じる。

 何かが居る。


 『お初にお目に掛かります。偉大なる(おう)よ……』


 その声が聞こえると、一瞬で霧が晴れた。

 

 部屋全体がよく見えるな。

 まぁ、太陽が少ししか出てないから薄暗いんだけど……ッ!?

 

 『私はナハト。人類(にんげん)からは……そうだな、バステトと呼ばれている』


 目の前に小さい黒猫が居た。


 ナハト……?

 バステト……?

 何だ、それ?

 ってか、この声って絶対にこの黒猫のだよな。

 本当にこの世界……何でもありだな。

 それもそうか、此処は異世界だもんな。


 俺はこの世界が“異世界”だと再認識して、目の前の黒猫に声を掛ける。


 「ナハト……って言うの?」


 『はい、その通りで御座います。流石は、お嬢が好いている殿方なだけはある』


 「さっきから言ってるけど、お嬢って誰のこと?」


 『勿論、フクシ───リリス様のことです』


 リリス!?

 でも、リリスは今居ない───!

 リリス本人が居ない……だけど、リリスの事を知っている黒猫が居る。

 もしかして……この黒猫は───……


 「リリスの配下?」


 『はい、そうで御座います。我が主、リリス様は現在……リル様の姉君である───フラーウス様に会いに外出されております。私は……その事を御身に伝える為に、遣わされた者で御座います』


 そう言って子猫が頭を下げる。


 え?

 リルの姉……?

 リルに姉が居るの!?

 

 「フラーウスがリルの姉の名前って事?」


 『はい。流石は、神々を創り出した万物の支配者───“帝王神(アフトクラトラス)”テオス様であらせられる』



ナハトの正体、判明!!

最後まで読んで頂き有難う御座います!


「面白い」 「次の話が気になる」と思って頂けましたら、下の☆☆☆☆☆から応援宜しくお願いします!

感想やいいね、ブクマ登録などして頂けると嬉しいです!


【報告】

11/9(水)〜11/16(水)までの間、お休みさせて頂きます。

11/17(木)からの再連載になりますので、その際には読んで頂けると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 寝室に世界中の夜(と書いてエロスと読む)が集結しているッ!!! 待ち受けるはリリスのエッチな水着展開……………!?!?!?!?!?(重度の幻覚)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ