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【五章連載】ディオス・ウトピア 〜神々の王は平穏を望む〜  作者: 神威皇華
第四章 海淵神殿編
132/240

132話 食材の秘密


 早朝───


 「ん……」


 俺はゆっくりと瞼を開く。

 ぼんやりと霞む視界に、見慣れた桃色の髪が映る。

 

 この匂い、この髪色……リリスか。

 俺も……起きないとな。


 そう思い、起き上がろうとした瞬間、声を掛けられた。

 

 「お目覚めですか~? 主様~?」


 「あぁ、大丈夫だよ。よし、じゃあ……今からご飯作ってくるから、作り終わったら持ってくるね」


 「はい~! ありがとうございます~!」


 そう言って、リリスは頭を下げる。

 それを確認して、部屋の扉を開けて台所へ向かう。


 ん~……久しぶりに料理するな。

 今日の朝食はどうしようかな……?

 パン……それともご飯……?

 どうしよう……悩むなぁ……。

 でも、手の込んんだものは作りたくないしなぁ……。

 ご飯と味噌汁と卵焼きにしようかな?

 もう、考えるの面倒だし……結構、作り慣れてるしな。


 「よし、じゃあ……そうしよう!」


 俺は歩くスピードを速めた。



 *   *   *



 テオスの部屋と同じ階層にある部屋の一角───


 ウィーは、ベットでゴロゴロしている。

 いや、動くのが面倒だから動かずに寝てる。


 ……。

 ……とても眠いの~

 もしかして、この気配……テオス様〜?

 確認に行く……?

 でも、動くの面倒臭い……。

 いや、住んでいる以上、挨拶はしないといけないかな〜

 はぁ……面倒臭いけど、行くしかないよね〜

 じゃあ、【層雲創造(ストラタス)】……!


 ウィーは、そう念じた。

 それと同時に、ベットと同じくらいの高さに、南瓜より2回り程大きい雲を創り出した。

 そして、それに飛び乗る。

 

 うん……ふわふわ!

 気持ちいい……すぐ寝れる───……はっ!

 ダメダメ、動かす前に寝たらずっとここに留まり続けちゃう!

 やっぱり……雲のクッションは動かずに移動するには最適だね〜

 よし! 早速、出発しよ〜


 そう思うと、雲がゆっくりと浮く。

 そうして……ウィーは、テオス様の元へ向かう───



 *   *   *



 神城の台所にて───


 「さて、と……味噌汁に何入れようかな?」


 炊飯器にはもうご飯を入れて、置いているから……良いんだけど。

 30分後にはスイッチ押さないといけないから、早めに決めたいんだけど……どうしようかな?

 う〜ん……豆腐でも入れるか?

 あ、キャベツでも良いね!

 てか、それ以前に……味噌、何使おう?

 味噌、って言っても色々な種類があるしなぁ〜

 ……もう、ここは無難に米味噌の淡色系味噌で良いかな。

 久しぶりに調合味噌を使った赤だしも飲みたいけど、今日は良いや。

 なら、味噌汁も……長葱と豆腐で良いよね。


 「じゃあ───発動! 『食材顕現(アリメントゥム)』!」


 俺はそう告げた。

 その瞬間、メニューが起動する。

 メニューという媒介を通じて、異界───俺が住んでいた日本───の食料がこの世界(いかい)に現れる。

 俺が思い描いた食材(もの)は……淡色系味噌、長葱、絹ごし豆腐、卵の4つだ。

 さて、あと20分くらいで30分経つな……。

 食材が届いて、切り終わるくらいまでには30分経過してるだろうから、気にしなくて良いか。

 お、来たな!

 

 俺は、食材が届いたのを確認して、その場所に近づいていく。

 そして、材料が全て揃っているかどうかを確認する。

 

 うん、全部揃ってるな。

 後は───


 『フギン、少し良いか?』


 『はい、良いですよ。(ぬし)様』


 『ありがとう。今から20分、測って貰って良い? 【叡智之神(ラファエル)】として伝えても良いから』


 『分かりました。20分ですね』


 俺はフギンに「ありがとう」と伝えて、念話を切った。

 


感謝に距離は関係ない───

最後まで読んで頂き有難う御座います!


章の初めにある、ほのぼのとした料理回ですね!

明日はしっかりとテオスが料理し始めます!

皆様も真似して作って頂ければ嬉しいです!


「面白い」 「次の話が気になる」と思って頂けましたら、下の☆☆☆☆☆から応援宜しくお願いします!

感想やいいね、ブクマ登録などして頂けると嬉しいです!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 後書きからも料理に対する熱意が伝わってくるッ!!! そして現実にもぜひ欲しい時間操作魔術だぁ…
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