表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【五章連載】ディオス・ウトピア 〜神々の王は平穏を望む〜  作者: 神威皇華
第四章 海淵神殿編
131/240

131話 感情


 ネクロが少年と話している同時刻─── 


 ん……?

 もう、朝か……?

 それにしては、部屋が白過ぎる気が……って、ここは何処だ!?


 俺は……周りの景色に驚愕し、ベットから飛び起きる。


 な……何だ!?

 何で、こんな白い部屋に───


 『わ……(わたくし)を、助けに来て───』


 な……何だ!?

 この声は……いや、それよりも───ここは一体、何処なんだ!?


 白一色の床が一瞬で蒼へと変わる。

 それは……絵具が紙を媒介として染み渡る様子とも、プロジェクターで映し出された蒼色とも言える風景(げんえい)───

 そう直感で思った瞬間、床が揺らいだ様に見えた。

 

 !?

 な、何だ!?

 今───……


 刹那、床が隆起した様に見えた。

 気のせいだ、と思いながらも目を凝らす。

 すると、それは次第に膨張していく。

 そして、遂に───床と乖離した。

 それは球体……いや、水球のようだ。

 

 ん?

 そういえば……さっきから、床に自分の姿が映るな。

 ……。

 待てよ、この水の塊みたいな物は、本当に水の球体だったりするのか?

 現実的に考えて───……って、ここは異世界じゃないか!

 あの世界の摂理(ルール)に則っている筈もないな。

 現に、この世界には超常現象とも言える“魔法”があるのだから。

 

 俺が元居た世界と、俺が今居る世界は違うものだ、と再認識した瞬間……バランスボール程の大きさの水球(かたまり)が弾け飛ぶ───


 俺は咄嗟に、水飛沫が目に入らないようにしないと、と考え手を前に出す。

 その判断は賢明だった───何故なら、飛んできたものは水飛沫と言うには可愛らしいものだったからだ。

 そう……飛んできたものは、水───……いや、俺目掛けて降る豪雨、とでも言うべきだろう。

 それ程の勢いだ。

 一瞬、死んだかも……って思ったしな。

 良かった良かった、生きてて。


 そう思いながら少し現実逃避をしている自分から目を背けようと、周りを見渡すと───

 目の前───先程まで水球があった位置───に少女とも、女性とも言える人物が居た。

 その人物は透き通った青い髪に蒼色の瞳、頭部には……鳥の羽根と魚の鰭が混ざった様な物がついている。


 『(わたくし)は嘆き、悲しみ、激怒した。そして───最終的に世界を憎む様になった。そして、この感情だけは誰にも利用される事のない物。それは、絶対に変わる事のない理。なのに、今……それが(おか)されかけているの。これは、あってはならない事───もし、(わたくし)の感情が敵に利用されたらこの世界はただではすまないわ。だからこそ、(わたくし)封印(ねむ)っている───……雄大に聳え立つ山々と綺麗な海が見える所へ来て欲しいの。別に、強制ではないから来なくても良いわ。でも……その代わり、貴方が“真理”を知った時、とても後悔する事になる筈よ───……』


 意味深な発言を多数残して、その美しくも悲しい声は聞こえなくなった。


 てか、ここ何処?

 今更なんだけど……多分、この床って海だよね。

 まぁ、いっか。

 眠いから早く寝よう。

 どうせ、頭がおかしくなってこんな夢を見てるだけだと思うから、とりあえず寝るとしますか!

 今さっきの事は、シルやルフスにでも相談してみるか。 

 あ、別に言うだけなら……ネクロでもいっか。



 

テオスに助けを願った人物とは───!?

最後まで読んで頂き有難う御座います!


「面白い」 「次の話が気になる」と思って頂けましたら、下の☆☆☆☆☆から応援宜しくお願いします!

感想やいいね、ブクマ登録などして頂けると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 海の夢見るなんてとっても素敵なファンタジー♡♡♡ 風景が幻想的ですね!!!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ