表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 野球と海と『革命家』  作者: 橋本 直
第三十八章 新たなる日常の予感

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

159/201

第159話 技術部部長代理でも気づかないこと

「おっかしいなあ、漏れてるわけじゃないんだけど」 


 島田の作業の結果拡げられた新聞紙の上の部品をカウラは一つ一つ手にとって眺めている。


「どうしたんですか?島田先輩」 


「神前か。実は冷却剤が漏れてるみたいなんだけど。さて、どうしたもんかね」 


 島田は頭を掻いて困った表情浮かべる。


「補充用の冷却剤の缶ってこれですか?」 


 誠は足元の缶を眺める。それがすぐになんであるかわかった。


「島田。これが原因なら間違いなく入らないだろうな」 


 カウラもそれを見て人工的な笑いを浮かべる。


「これエアソフトガン用のガスですよ」 


 缶を島田の目からも見えるような位置に誠は掲げた。


「おいホントかよ!吉野か上島の馬鹿、あれほどエアコンのガスかっぱらうなって言ったのに……ガスガンの違法改造は警察にパクられんぞ……って俺達警察官だったな」 


 島田はそのまま踏み台から降りた。


「これじゃあ買出し行かないと無理っすね。ベルガー大尉、すいませんが明日の朝には都合つけますから」 


 そう言って島田はばらしたクーラーの組み立てにかかる。


「神前。西園寺さんには午後になるって言っといてくれよ」 


 島田は器用に全面のカバーを組み込んで、手にしたボルトを刺していく。


「手伝わなくても大丈夫ですか?」 


「技術屋を舐めるなよ」


 そう言うと島田はてきぱきと修理のために外していた基盤をクーラーに差し込んでいく。 


「誠。まだ西園寺の部屋は終わらないのか?」 


 島田にねじを渡しながらカウラが誠に向き直る。


「今、アメリアさんが手伝ってますからすぐ終わると思うんですけど……」 


「あいつまたサボってタバコでも吸っているのか」 


 カウラはあきれたような顔をして、小さな基盤を島田に手渡す。


「じゃあ戻ります」 


 作業の邪魔にはなるまいと、誠はそのままカウラの部屋を出た。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ