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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 野球と海と『革命家』  作者: 橋本 直
第三十四章 誠の能力に関心を持つ軍隊の存在

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142/201

第142話 反撃予定地点

「西園寺、どこで仕掛けるつもりだ」


 付けてくる後ろのセダンがふらついて運転しているところから見て、誠から見ても地の利はこちらにあるのは間違いなかった。カウラはかなめにそう言って付けてくる未確認勢力への反撃場所をかなめが指定するのを待った。 


「人気のない場所が良いな。よし、豊川商業の裏路地にしよう。次のコンビニのある交差点を左だ。ウィンカーは直前で出せよ。捲こうとする振りだけしとけ。こっちの思ったところまできっちりついてきてもらう」 


 かなめはそう言いながら、昼間弾を撃ちきった愛銃XD40のマガジンに一発、また一発とS&W40ホローポイント弾を装填している。


 カウラは急にウィンカーを出し、すばやくハンドルを切る。後ろのセダンは振り切られまいと、タイヤで悲鳴を上げながらそれに続く。


 細い建売住宅の並ぶ小道。カウラはこの道には似合わない速度で車を走らせる。後ろのセダンは振り切られまいと速度を上げるが、カウラはすばやくさらに細い小道に入り込む。


 一瞬、タイミングをずらされてセダンは行き過ぎた。その間にもカウラの『スカイラインGTR』はくねり始めた時にねぎ畑の見える道を爆走する。


「確かに豊川商業高校の裏は人気が無くて敵を待ち受けるには最適ですけど……出来れば穏便にしてくださいね」 


 自分がターゲットにされているかもしれないにもかかわらず誠は騒ぎを大きくしたくなかった。しかし、三人はそれぞれ手にした銃を眺めながら、まるでこれから起きることがわかっているかのように正面を見つめていた。


 県立豊川商業高校が見える路地でカウラは車を止めた。そして誠はカウラのハンドサインで車を降りて、いかにも楽しそうなかなめ達に連れられて藪に身を潜めた。


「さあて。どんな馬鹿が顔を出すか……こりゃあ楽しみだ」


 銃を抜いた時のかなめの表情はいつもにも増して生き生きとしていた。


 誠はその銃が使用されないことを祈りながら藪の中に身を潜めた。



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