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詩&詞(作詞企画関連含む)

月こいし

作者: momo_Ö
掲載日:2025/10/25





「月を見ると思い出す」、


 とかじゃなくって

 染みついてるよ

 ずっとここに在る


 下向いて石蹴ってばかりのわたしたちが

 あの光る(こいし)だけは見上げてたなんて可笑(おか)しいね



 終わりの来ない Just the Two of Us 進行にのせて

 即興の鼻歌えんえんと


 ふわり宙に浮かんでは消えて 次の瞬間には忘れて

 もうよみがえらせられない旋律



 ほんとうに終わらないと思ってたよ 怠惰な余白

 金木犀の香りが夜風に溶けてた、なまぬるい日々


 自分では吸わない煙草の匂い いつまでも消えなくてさ



「どうせいつかは死ぬんだから てきとうに生きたって同じ」

 それがどれだけ救いになったか きみは知ってるのかな




 いつか言ったね

 サヨナラと愛してるは似てるって


 でもたぶん

 さよならと、

 ありがとうも似てるね



  *

    *

      *

        *

           .







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― 新着の感想 ―
とても余韻のある作品ですね 最後の記号の使い方も心に響きました 出会いと別れ、忘れ得ぬ思い、月に金木犀、それから礫をこいしと読むところ 好きな要素ばかりでした
「月こいし」、タイトルから惹かれました。それは宙に光る礫(こいし)のように何気なくそこにあり、そしていつまでも残る匂いのように、恋しき記憶となって。 サヨナラとさよなら、その四文字にこめられた、滲む…
 鼻歌の旋律と煙草の匂いに、学生時代を彷彿とさせる「なまぬるい日々」の語感が、少し斜に構えながらも社会性を気にして大人に成りきれず、藻掻くでもなく今日に明け暮れる、あの何ともし得ない微睡みの時間が今と…
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