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6-4-2

店を出てすぐのところに、急な坂がある。


戻る上では別に通る必要のない横道なのだが、その前を4人が通ろうとした時だった。



慎「ん?」



ふと坂の上を見上げた慎一は、何かが転がってくるのに気付いた。


そして、その目立つ色ですぐに分かった。


















大量のみかんだ。



















慎「おい、何かものすごい数のみかん転がってくるけど…。」


慎一の声で、他の3人も気付く。



木葉がハッとして口を開いた。






木「会員の襲撃じゃない!?」


慎・勇・咲「!?」







4人はすぐに坂の前を通り過ぎ、自分たちのいたところを転がっていくみかんの群れの行方を見届けた。



みかんは道路に転がり出て、車に踏みつけられていく。


そこを通る車の運転手も異状に気付いて減速したり、停止してしまう車まで現れ、現場は騒然となった。



慎「これヤバくね…?」


勇「俺ら関係ねぇよな?」


木「爆発したりはしない…。ただのみかんだったのか。」


咲「え? じゃあ会員関係ない可能性も…?」


木「う~ん、どっちにしろ関わらない方が無難かもしれないわね。」


慎「それは確かに。早いとこ行こうぜ。」



4人は突然起こった、もう怪奇現象と言って差し支えない状況から、そそくさと逃げるように立ち去った。




咲は、犯人でもないのに何となく後ろめたさが消えなかった。



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