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3-2

慎一は咲の暴走を食い止めるため、咲に耳打ちをした。


慎「咲、それは血じゃない! トゥメイトウジュースだ! 飲んでみろ! 全然違うから!!」



咲は無言で頷き、一口飲んだ。











咲「……………。」












慎一が固唾を飲んで見守るのを、勇気と木葉は怪訝そうな目で見つめている。



















と、咲の目はうっとりしたものから、パッと驚きのものに変わった。



咲「あれ? トマトの味がする。美味しい。」


慎「だろだろ!? あぁ~良かった…。」





勇「…いや、だから、トマトジュースだし。何言ってんだよ、さっきから。」


慎「え? いや、何でもない何でもない!」



慎一が懸命にその場をやり過ごしている横で、咲はトマトジュースを美味しそうに飲んでいた。


どうやら気に入ったらしい。





禁断症状一歩手前の状況も脱したようだ。



慎「よし、咲! 俺らもやるぞ!」


咲「はい。」


2人の質問攻めが来る前に勉強を始めれば、しばらくは時間を稼げるだろうという算段だ。



実際、勇気と木葉は何か変だという顔のまま、自分たちも勉強を始めた。








とりあえずは難を逃れたか……。








慎一の安心は、全く安易なものであると言わざるを得なかった。



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