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翌日。
咲はウキウキ気分で学校にやって来た。
まだ慎一は来ていない。
咲『来たら名前呼んでおはようって言ってあげよう♪』
咲はウキウキ気分で席に着き、慎一が来るのをウキウキ気分で待った。
数十分後。
慎一が来ないまま朝のホームルームが始まる。
咲『あ、あれ、慎一くんは…?』
担「え~、今日は思いの外早く復活した南さんに代わって、慎一が休みだ。風邪引いたらしい。」
咲「!!」
アホの咲でも言われずとも察した。
自分が感染源であることを。
周囲が「あの2人仲良いよね」とヒソヒソ言っているのも聞こえない憂き憂き気分で1日を終えた。
帰りのホームルーム中、咲は、「今日は自分が封筒を持っていってあげよう」と思い立ち、ホームルーム終了後、すぐに担任のもとへ駆けつけた。
咲「先生!」
担「ん、どうした、南?」
咲「今日は私が連絡の封筒持っていきます。」
担「あはは、あれは南が学校来たばっかりで、しかもしばらく休むって言ってたから緊急に作ったやつで、慎一に持ってくモンは特にないよ。ありがとな。」
ちょっと泣いた。
第2話 完




