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Christmas。
英語に慣れない人は最初「何でこれでクリスマスなの? チュリストマスやん。」とか思ったであろうこの言葉。
のちに細かいことはどうでもよくなって、何故この綴りで"クリスマス"と読むのかという問いに「雰囲気で」と答えるようになったであろうこの言葉。
そう、12月25日、クリスマス。
原義はChrist (キリスト)のMass (ミサ)であるらしい(1)が、無宗教の日本人の大半にとってそんなことはどうでもいい。
ただ日本中が浮かれることを許される、聖夜である。
子どもにとっては好きなおもちゃやらゲームやらが買ってもらえる日であるかもしれないし、恋人にとっては何となく特別な日となるかもしれない。
慎一と咲とて例外ではなかった。
無論咲はクリスマスのことなど知らないので、クリスマスに恋人と2人で過ごすことに憧れていた慎一が咲に「そういう日だから」と言って連れ出した。
2人は今、最寄りの都会、田供町に来ている。
そして、「リア充爆発しろ」光線のかっこうの餌食となっている(実害はない)。
(1)参考:大修館書店、ジーニアス英和辞典第4版 用例プラス対応




