1日目 昼
昼間は人間のふりをして、夜に正体を現すという人狼。
その人狼が、この村に紛れ込んでいるという噂が広がった。
村人達は半信半疑ながらも、村はずれの宿に集められることになった。
*
■1人目、怪火憑き 神谷内香織。
香織「え。なんですかこれ」
■2人目、クォーター妖狐 稲荷木燈花。
燈花「狐CO」
■3人目、千里眼 三卜八恵。
みとはち「占CO。香織っち今日は黒だね」
香織「今日は、とか付けるとニュアンスが変わるんですが」
■4人目、何も知らない 草苅はるか。
はるか「この二つ名、どういう意味?」
燈花「すごく人狼弱そうですね」
■5人目、衣装持ち ウラヅキ店長。
ウラヅキ「いきなりキャラの格が下がったねぇ」
みとはち「え、この調子で12人集まるの?」
■6人目、伝説の半妖狐 稲荷木二色。
二色「狐COじゃ」
はるか「この村、人外密度が……」
■7人目、陰陽師の息子 稲荷木燈眞。
燈眞「これ、タイトル回収ということなのかな?」
燈花「12人狐ありって……」
■8人目、物語り 無量蓮美。
無量「人狼? そんなのいるわけ無いじゃん。みんな大げさだなぁ」
みとはち「あなたがそれを言いますか」
■9人目、助手 劫。
劫「……」
無量「寡黙は吊られるぞ?」
■10人目、事案おじさん 藤木圭吾。
藤木「さすがに事案おじさんってなんだよ」
■11人目、カメラマン(女の子やぞ) 深水瑞希。
瑞希「あれ、私ここにいて大丈夫なの?」
みとはち「絶対に大丈夫じゃないな」
香織「無茶な数合わせをしてきますね……。でも12人ってことはもう1人必要だけど」
■12人目、狩人 狩人。
狩人「どうも、狩人です」
みとはち「は?」
はるか「草」
無量「そんなん、そんなんあれやぞ」
ウラヅキ「え、役職オープン?」
香織「メタにも程がある」
燈花「数合わせ厳しすぎませんか」
さあ、自らの姿を鏡に映してみよう。
そこに映るのはただの村人か、それとも血に飢えた人狼か。
例え人狼でも、多人数で立ち向かえば怖くはない。
問題は、だれが人狼なのかという事だ。
占い師の能力を持つ人間ならば、それを見破れるだろう。
どうやらこの中には、村人が5名、人狼が2名、占い師が1名、霊能者が1名、狂人が1名、狩人が1名、妖狐が1名いるようだ。




