表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1113/1119

自衛隊で、イチバン賢いアライグマ

全体の登場人物は、下のアドレスへ飛んでいただけると、助かります。


https://book1.adouzi.eu.org/n7465gz/1/


分からない人物がいたら、恐れ入りますが、飛んだ先で、サイト内検索をして拾って頂ければ、出てきます。


まだ載ってない人物もいるので、順次増やしていきます。


よろしくお願いします。(* .ˬ.))





《登場人物》


 林堂 凜


 主人公。 小6、男。


 幼なじみを護るため、父から、戦闘訓練を受けて育った。

任天堂Switch 大乱闘スマッシュブラザーズが学校一うまい。


エヴァ


すももの母で、シングルマザー。ロシア人。スナックを経営していた。


すもも


主人公と同居することになった。眠そうな半眼と赤髪ロングが特徴の美少女。

北朝鮮・支配者一族と、ロシア人ダンサーの間に生まれ、富田林学園に軟禁されていた。



山田


ジャスミンが宿泊しているホテルのコンシェルジュ。

自衛隊秘密組織、『別班』を指揮する。


刈谷 麻美


山田の主治医。腕利きの外科医で、四〇過ぎの美女だが、酒飲みでポンコツ。


本部長


自衛隊・大阪本部長。山田より偉い。四〇過ぎに思えるが、もう少し若く見える。




黒沢二佐(目ん玉繋がり)


別班の隊長代理。本来の隊長である、山田が不在なため。


主人公達ごと、抹殺を企む。


源氏


別班隊員。



ほのか


すももと同じく、北朝鮮・支配者一族の血を引いている。学園に軟禁されていたが、逃走に成功、現在は、身を隠している。



ニセ・ほのか(温水 ぬくみず:抜くビッチ)


ものべに雇われた、役者。元々は、メグの事務所にいたが、素行が悪くて、退所。


ものべ


主人公たちの通う、私立・あおせ小学校の校長。

色々と間違っている、教育者。



梁 梨花リャン・リーファ 


 小6、女。台湾人と日本人のハーフ。主人公の幼馴染で、相棒。主人公が好き。

民間軍事会社・イージス・システムの社長である、父を持つ。


香咲こうさき ナディア=マフディー


小6、女。パキスタンと日本人のハーフ。主人公と同じ学校。主人公が好き。


ジャスミン・マーカス


アメリカ人。小5。女。

スマブラ団体戦・大阪大会、決勝の相手チームだった。

紆余曲折を経て、主人公が大好きになる。 



氷室 メグ


小5、女。女優志望。主人公と、市街戦をくぐり抜けた。主人公が好き。


五代珠乃(タマ:店長)


小6、女。リーファの宿敵である、犯罪組織、HAZEの創設者を、経歴上の父に持つ。

朝鮮語に堪能。下品で、勇敢な、拗らせ美少女。主人公が好き


 エディ・田中(五代)(ジョーカー)


 五代珠乃の、血の繋がらない父。犯罪組織、HAZEの創始者。北朝鮮の工作員。

 ヤクザ、中国マフィア、警察に追われていた。梁家を付け狙い、その関連で、主人公たちと関連する人物を無差別に襲っていたが、現在は休戦中。




 マフディ=ヨシヒコ(パンサー)


 ナディアの父。パキスタン、バロチスタン地方の豪族。元、パキスタン特殊作戦群隊員。神の声が聞こえるギャンブラーでもある。


ジェーン

 

梁の相棒。伝説の工作員。主人公の父でもある。


キム

北の上級工作員。学園に於ける、影の責任者。


______


地名など


富田林学園(学園)

表向きは、韓国系財閥の経営する、小中高一貫校。実際は、北朝鮮が経営する、スパイ養成学校。


伽藍町

沖縄・那覇にある、家出した未成年達を受け入れる、違法な集落。






 「アタシは、訳わからん角度で現れる、アンタの方にびっくりだよ、校長……」


 タメ口を気にした風も無く、はっはっは、と笑う、パブリックエネミーにして、あおせ小の校長、ものべ。


 『お国とは、懇意でして。跡取りになるなら、テストに出るとこですよ?』


「なんでそうなる…… てかさ、聞いちゃいけない事、聞かされまくってるよね、アタシ?」


 スマホを間に置いた本部長が、ニャンコのポーズでニヤリと決める。


 くっそ、可愛いからって調子乗んな。


「だから、最初に訊ねてるだろう?」


「そりゃそうだけど……」


 ムカつくから、半回転させて、仰向けに引き倒す。


 下唇を突き出して、アゴをさすってやると、うれしそうに猫パンチ。


 パックから覗いてる、目もとが優しくなった。


「まあ、後継者云々はいいから、聞いておくといい。父上の跡を継ぐにしても役に立つ」


「なんで二択……」


「可能性は無限だ。重く考えなくてもいい、良くも悪くも、小学生のいうことなんか、誰も信じんよ…… 待たせたな、で、後、どれくらいで賊は来る?」


 え、今なんて?


 ギョッとするアタシをよそに、起き上がり、意地悪く口もとを吊り上げてる、本部長。


 パック越しにでも、罠にかかった獲物をせせら笑う悪意が見てとれた。


「奴は逃げる事に関して、一流だ。【逃亡者の思考を読める】能力を買われて、陸幕2部から別班に転属されたんだからな……」


 真顔の小花。アソビのない声。


 アタシをまっすぐ見た。


「当然、君を狙いに来るだろうよ…… 山田の弱点をな」


 ビリビリと、全身に電気が走った。


 アタシは無理に笑おうとして、多分失敗した。


「ちょ、でも山田さん、能率の権化なんでしょ? その……死体を……盾にしたり」


「リーファじゃなきゃ、怒鳴りつけてるとこだぞ?」


 脳髄を灼かれるような、視線を喰らって、アタシは全身が痺れた。


 弱々しく、視線を逸らす小花。その落差。


「……軽々しく…… 口にしてないのは、分かるけど…… アイツが、平気だったとは、思わないでくれ」


「……ごめん」


「こっちこそ…… 言いたいことは分かってる。いくら別班でも、人質を無視はできないし、イージス・システムは間違いなく、ヤツの言うことを聞く」


 床を見つめていたアタシ。


 慌てて、小花を見た。


「それって……」


「別班を、イージスで押さえてる間に、北へ逃げ込む算段だ。当然、イージスシステムに対して、別班は容赦しない」


 二の句が継げない。


 マジかよ。


「……ふざけんなよ、あのネズミ野郎」


 小花が得意げに笑う。眼には、詐欺師をハメた詐欺師のような光。


「勿論、そうはさせない。私は、自衛隊でイチバン賢い、アライグマだ。敵に回した事を、後悔させてやる」


 アライグマ・スウェット、ニャンコポーズで、キリリと決める小花。気に入ったんだな?


「ずいぶん、待たせたな、すまん」


 『いえいえ、本校生徒との、心温まる会話。聞いてて興味が尽きません』


 いや、大丈夫かよ、録音とかされてたらやばくね?


 自分とこの校長に対してなんだけど、っていうか、物部だから心配なんだよ。絶対録ってるね。


 アタシは、パパに電話したいのを、必死で堪える。


 護衛なしで生活してること、マジで後悔した。


 でも……


 アタシを見つめる、鋭い目。


 力量を試されてるのか、それとも……


 恐怖を押し隠し、モンエナの残りを煽ってから、得意の能面で訊ねた。


「つまり、準備は万全。女子会やりつつ、獲物を待つばかりってカンジ?」


 小花が獰猛に笑う。天井を指差した。


「信じてくれて嬉しいよ。ヤツらは…… 黒沢の雇った連中は、一つ上の階を襲う。物部が流した情報を、鵜呑みにしてな」


 ずっと黙っていたスマホ。


 物部が勢いよく囀り出した。


『いやあ、やっと私の出番ですね? 全然仲良くないくせに、コラボで喋ってるVtuber達みたく、『えへへ』『うふふ』とか乾いた笑いを聞かされるより、ちょっとマシな会話…… 我慢した甲斐がありました! その部屋には、リーファさんに変装した、戦闘員がスタンバッてます。大丈夫、超一流のメイク係がいい仕事をしてくれましたので。ちょっぴり、“生徒を喰って、クサイ飯を食う女教師ってこんなカンジだろな“って人ですが、【他でやったら、フツーに犯罪な報酬】目当てですから、モチベが違います。『童心に帰って、山寺でシュミレーションしたのが、役に立つわ!』とか喚いてましたが…… 意味は分かりません


 




【毎週火・木は更新お休みします】


(* .ˬ.)) 今日も、お付き合い頂き、ありがとうございます。


深夜0時過ぎ、週五更新を目標にしてます。


宜しくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ