3章~失われた声と精霊の饗宴、までのあらすじ
王国首都エルディナ支部のレギオンにルシウスたち4にはいた。
昼前の中途半端な時間に揃って食事をしているところに、神経質そうな男がやってきて、わけのわからないルールを押し付けられている最中だった。
他のレギオン支部とは違う雰囲気を醸し出すその場にルシウスは困惑するものの、エーレは一蹴。シュトルツとリーベも相手にしていない。
レギオンランク第2位、ジュティケイターの一員である、カイ・オルドレンと呼ばれたその男にエーレがついにキレそうになったとき、新しい声がかかった。
爽やかな異国風の長衣をまとった男性。
レギオンランク第1位、アヴィリオンのマスターだった。
そこに新しい介入者がレギオンの扉を開いた。
颯爽と、そして威圧感を放ちながらやってきたのはミレイユ。
ミレイユに難癖をつけられたエーレは、彼女の探すもののために一度彼女を伴って部屋へ戻った。
探し物は判明。その帰り、ゼレンと遭遇し、ゼレンはエーレに一つ提案をする。
カイ・オルドレンとの決闘だった。
ゼレンには隠蔽が効いていない。それを盾にされて、仕方なく決闘を受けるエーレだった。
エーレとカイ・オルドレンの決闘で湧き立つレギオン。
鉄壁の防御を打ち破り、エーレが勝利する。
風の魔法と片手剣の使い方を知ったルシウスは、自らもその境地を目指そうと志す。
そして翌日から剣の稽古をエーレにつけてもらうことになった。
最終的に稽古を変わったシュトルツは、ルシウスに片手剣のスタイルを提案する。
それは決まったリズムを持たない流れるような――水のような剣だった。
その後、エーレたちと共にトラヴィスにあったルシウス。
そこでアルフォンスからの伝言を聞く。それはルシウスの望んでいたものではなかった。
それに対してトラヴィスは「その忠誠にどう応えてあげるの?」という問いかけをルシウスの胸に残すのであった。
ミレイユを聖国まで送り届ける密護衛。
それにミレイユの提案で、アヴィリオンの3人と道を共にすることになったカロン4人。
ルシウスはゼレンという男と接しながら、隠蔽が効いておらず、自分の正体がバレていることを知った。
しかしエーレの口止めと共に「人に興味がない」と語るゼレン。
そのゼレンに水の魔法の簡単な応用を教え、その礼をして、アヴィリオンメンバーの女性2人とミレイユからユリウスは風魔法「伝達」を教えてもらい、習得する。
聖国の途中、狩猟の村で屋根を借りた一行。
ルシウスはそこで不思議な体験をした。
夢で見た景色を追って、実際にたどり着いたのは、ルミナス(蛍のようなもの)が沢山舞う幻想的な泉だった。
夢の中で、ルシウスはエーレにここに連れられてきたのだ。
そこに後ろからやってきたのは、エーレだった。
彼は泉を見て、’’あいつ’’のことを思い出して、と語る。
その人物が前回のルシウスであると直感的に悟ったルシウスは、複雑な気持ちになる。
今まで見てきた前回のルシウスの影。エーレが死なせたというのも、ここに連れてきたのも’’彼’’なのだろう。
色々と思考を回していたところに、シュトルツとリーベがやってきた。
そして彼らは「お約束」と言って、霊奏を奏で始めた。
あらゆる精霊とルミナスが舞う幻想的な景色。
そこにルシウスは過去の自分とリンクする不思議な感覚に襲われる。
それも風の精霊の邪魔によって消え去り、最後には泉に過去の自分の幻影を見たような錯覚に陥った。




