4 ハーレム風呂4
「幸斗先輩のあそこってどうなってるんでしょうか?」
藍がとんでもないことを呟く。
ハッとして見れば、藍の左手が俺の股間に向かっている。
「こっこらっ」
俺は慌てて藍の手をつかむ。
「どうしたんですか、先輩。もしかして自分に興奮してるんですか?」
「い、いや、その……」
チ○コを勝手に触るなと言いたいんだが、恥ずかしくて言えない。
それに興奮してないと言うのも問題だから、答えに窮する。
頭の回転が速い藍はわかっていて、俺をイジメてくる。
「まあ自分の貧弱な体に興奮するわけはないですね。麿莉奈先輩に興奮してるんですよね」
藍が自虐発言。麿莉奈が、かああっと顔を赤くする。
麿莉奈は女子校育ちとはいえ男の子の生態について多少の知識はあるだろう。麿莉奈は俺とエッチなことをする妄想をしたりするのかも。
俺もますます恥ずかしくなってしまう。
「べ、別になんともないんだから、勘違いしないでくれ。単に触られたくないだけだからな」
俺は苦し紛れにツンデレ発言。
「ふうん。自分も年頃なので、興味があるんですけどね」
藍が手を引っ込めてくれてホッとする。
「そうだ、みんな、露天風呂の方に行こうよ」
名案を思いついて、口に出す。
俺の股間はまだ鎮まってない。女の子たちに先に行ってもらって時間を稼げばよい。
「いいねえ」
桃香が賛同して、ジャグジーから立ち上がる。
「先輩、行きましょう」
藍が俺の左腕を引っ張る。
「あ、俺はもうちょっとだけジャグジーにつかっていたいから。みんな、先に行っててよ」
「先輩から言い出しておいて。ああ、そうか……」
藍はジト目を向けながら立ち上がる。藍には俺がテント張ってるっていう事情を見抜かれてそうで、とても恥ずかしい。
他の子は腑に落ちなさそうな顔をしながらも、ジャグジーを出て露天風呂の方へ歩いて行く。
奥のガラス張りのドアを開くと、タワマンのベランダに、岩でできた露天風呂がある。
「ちょっとのぼせてたから、涼しくて気持ちいい」
千紘姉さんものぼせ気味だったんだ。
「さすが30階は風が強いのです」
ニーナちゃんのツインテールが揺れている。
地上から100メートルくらいの高さにある露天風呂ってめったにないだろう。ガラスの壁が風を遮っているけど、けっこう吹き込んで来るのだ。
「ウチはちょっと寒いくらいやわ」
麿莉奈が露天風呂につかる。
「俺の股間よ、早く鎮まってくれ」と願うものの、なかなか静まらない。水着美少女5人を見てたら当然か。
うつむいて、ひたすらサイン、コサイン、タンジェントの鎮静の呪文を唱える。
収まったとして、露天風呂でまた膨張したらどうするんだ……露天風呂はジャグジーと違って泡がポコポコしてないから見つかってしまうぞ。
心配になってくる。
俺はメンタルを鍛えないといけないな。美少女5人が誘惑してきても、ピクリともしないくらいにならないとお嫁様バトルロワイヤルを円滑に遂行できなさそう。
高校生男子には極めて困難なミッションだな……不可能なんじゃない?
「おーい、ゆきとー 早く来いよー どーしたんだー?」
桃香が手を振っている。
うう……早く行かないと、藍以外にも俺の状態を悟られてしまう。
全然収まらない。どうしたらいいんだ。
そうだ。
物を倒して、股間に挟むようにした。右脚の裏に物を引っかけておく。
よしっ
内股で歩いて行けばいい。テント張っている状態には見えないはずだ。
問題は海パンからはみ出さないかだが、俺の物はそんなに大きくないから大丈夫だろう。悲しいけど、今は好都合と思うんだ。
投稿のペースが落ちてて申し訳ございません。忙しくて精神的に余裕がない状況でして……
日曜日にたくさん投稿しようと思っております。




