57 美少女たちが起こしてくれる
「こほん、俺の部屋は基本的に鍵をしておくからね。用のある人はノックして下さい。あと、誤解を招かないようにしたいので、俺の部屋でお話をするときはドアを開けておくからね」
気を取り直して、ルールを説明しておく。
「まじでゆきとは固すぎ。エロい下着姿で乱入してやろうと思ってるのにな」
桃香が不穏な企みを明かしてくれている。さすがは金髪ギャル。やることがはっちゃけている。
「あいにくだが、そういった場合は入室を許可できない。ドアに覗き穴が付いているから。服装をチェックした上でないと入れないからねっ」
俺は桃香にきつく言い聞かせた。
「ちぇっ」
舌打ちして桃香は残念そうにする。
「私は毎朝起こしに行くからね、幸斗」
千紘姉さんは笑顔を見せてくれる。
児童養護施設で、千紘姉さんは毎朝俺を起こしに来てくれていた。
「ありがとう。俺は千紘姉さんに起こしてもらわないと起きられないからね」
俺は情けないことを堂々と言ってしまう。俺は千紘姉さんに甘え続けたい。
「ゆきとさんを起こすのは、わたしなのです」
ニーナちゃんが横から言い張る。
「ウチかて幸斗さんを起こしたいわー ウチが朝ごはんの支度するし」
俺を誰が起こすかで争いが勃発しそう。
「ええと、俺は7時15分までは寝てたいからね。競争して早く起こさないでくれるとありがたいな」
「じゃあ、7時15分にみんなで起こそうね」
千紘姉さんがまとめてくれる。
「「「はーい」」」
元気に返事をする麿莉奈とニーナちゃんと藍。女の子に起こしてもらうっていうのは男の夢だけど、4人に同時に起こしてもらえることになった。
「あはは、あたしは起きられないかも。起きられた時は起こすよ」
桃香は苦笑している。
同棲すると、女の子ごとの個性の違いがわかって面白いね。
◆◇◆
翌日は晴天。
俺の望みどおり7時15分に、千紘姉さん、ニーナちゃん、麿莉奈、藍が起こしてくれた。
ノックされた時にはもう俺は起きかけだったんだけど、お約束なので寝ていた。
ベッドから起き上がって、ドアの鍵を開けてあげると、女の子4人が「おはよー」「おはようございます先輩」って感じで殺到してきた。
すでにセーラー服に着替えていた4人は、パジャマの俺にまとわりつき、ダイニングテーブルの方に手を引いて行ってくれる。
ダイニングテーブルには、ホットコーヒーが用意されていて、良い香りを放っている。座ってコーヒーを飲むと、優雅な気持ちになるし、目がしゃきっと冴えてくる。
桃香は言っていたとおりまだ寝ているので、俺が起こしてやる。
6人で、談笑しながら登校した。朝から楽しい。
本日最後の投稿です。話の切れ目で字数が少なくてすみません。
明日からも投稿を頑張ります。
ブクマ、ご評価、いいね!をいただきますとモチベーションが大変上がります。
よろしくお願いいたします。




