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39 ボディ洗い

「さ、幸斗。背中流させてよ」

 千紘姉さんが立ち上がる。 


「う、うん」

 正直ちょっとのぼせている。


 軽く背中を洗ってもらって、お引き取りいただこう。千紘姉さん自身、そんなに乗り気じゃないんだ。女の子みんなで順番に背中を流そうってなって、千紘姉さんがたまたま最初になっただけだから。


 俺は股間を隠したまま立ち上がり、鏡の前に置かれた椅子に座る。

 スポンジとボディソープを右手で後ろに回した。


「あ、スポンジは使わないんだって」

「へ? 使わずにどうやって?」


「氷室さんが体で洗ってあげなさいって」

「えええ!?」


 ぐにょぐにょぐにょ

 背後で謎の音。


 もしかして千紘姉さんが水着にボディソープを塗っている音か!?


「いくよ、幸斗。んしょ」

 耳元で(ささや)かれる。


 ぷにぷに

 千紘姉さんのメロン2玉が、俺の背中に押しつけられる。


「ひいいぃっ」

 水着越しでも弾力があって、この世のものと思えない心地よい感触にうめいてしまう。


「体で洗うって、こうかなあ」

 千紘姉さんのメロンがボディソープでぬるぬるしてる。


 さらにメロンが円を描くように動く。

「あわわわわ」


「ん、くすぐったいかな。ごめんね、幸斗」

「い、いや、大丈夫」


 千紘姉さんのどこがやる気ないだよ。無双技で気持ち良すぎて失神しそう。


「難しいなあ。こうかなあ」

 千紘姉さんはメロンを押し潰すようにしたり、擦り付けたりする。


 氷室さんはとんでもないことを教える。夫を体で洗ってあげる嫁なんて絶無でしょ。


 ぐにぐにぐにぐに

「どう? 気持ちいいかな、幸斗」

 千紘姉さんが頑張っている。


「気持ち良すぎる……」

 魂の抜けたような声を出してしまう。


「ほんと!?」

 うれしそうな千紘姉さん。


 こんな気持ちいいことをされるのが、毎日続くのか。しかも女の子が日替わりで。とても背徳的な感じがする。


 麿莉奈、桃香、藍、ニーナちゃんが俺を体で洗う……


 ニーナちゃん……?


 ハッとする。

 ロリッ子のニーナちゃんにボディ洗いをさせるのは犯罪でしょ。


 さすがにやらせちゃいけない。


 てことは公平さを保つために他の子がボディ洗いするのもなしにしないと。


「や、止めて、ストップストップ」

 首を後ろに回して叫ぶ。


「え、どうしたの、幸斗」

 千紘姉さんが体を離して怪訝(けげん)そうな声。


「せっかくだけど、もういいよ、千紘姉さん」


「私、上手にできなかったかな?」

「ううん。むしろ上手すぎでヤバかった」


「それならもっとするよ」

「いや、こんなの女の子に毎日されてたら、俺はダメ人間になる。それに……体で洗うのは胸の大きな千紘姉さんが有利だ」

 俺は真面目に言い聞かせる。言ってる内容はとても恥ずかしい。


「そ、そうなの……?」


「ニーナちゃんがとても不利になっちゃう。千紘姉さんが他の女の子も見て上げてって言うのと矛盾しちゃうよ。ボディ洗いを毎日やると千紘姉さんが1位で、ニーナちゃんが最下位って格差が固定化しちゃう」

 単純に胸の大きさで決まるとすると、千紘姉さん>桃香>麿莉奈>藍>ニーナちゃんの順になる。


「私が1位!?」

 千紘姉さんはうれしそう。勝ちを譲るつもりであっても、俺に()められるとうれしくなるのだ。


「だからボディ洗いはなしにしよう。背中流してもらうのも時々でいいや」

「遠慮しなくても」


「俺だって、一人になりたい時があるからね。お風呂にのんびり浸かって、気を休ませたいんだ」

 いくら美少女ばっかりでも、ずっと顔を突き合わせていると疲れてしまいそう。贅沢な悩みだと思う。


「体で洗うのは私が最初で、最後?」

「うん。千紘姉さんが最高だから、俺はもう満足」


「そっか。幸斗にそう言ってもらったから良かった。まあ私も他の女の子が幸斗に触れると思うと心穏やかじゃないからね」


「えっ!? 千紘姉さんも嫉妬(しっと)したりするの?」


「女心は複雑なのよ、ふふ」

 千紘姉さんが立ち上がる。

 シャワーで水着と体に付いたボディソープを洗い流す。


「ありがとう、千紘姉さん。とても気持ち良かったよ」


「どういたしまして」

 千紘姉さんは微笑を浮かべて浴室から出て行った。


「ふぅ」

 びっくりした。


 ボディ洗いを禁止したのは、やりすぎだったかと後悔が押し寄せてくる。

 しかし、さすがにニーナちゃんにやらせるわけにはいかないと思い直す。俺は正しいことをしたのだ。


 ともかく千紘姉さんと久しぶりに打ち解け合って、話せて良かったよ。

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