30 プールで女遊び2
俺はプールの隅で待機。
目が見えないから耳を澄ましている。
女の子たちが散らばっている気配がする。
「じゃあ、幸斗先輩、追いかけてくださーい」
藍の合図で鬼ごっこ開始。
「ゆきとー あたしはこっちだぞ」
「ウチはこっちですよ」
「ゆきとさーん」
「幸斗、ここにいるよ」
女の子たちが大声で呼び掛けてくれる。
「いくぞ」
俺はバシャバシャと駆け出した。まず狙うのは、ゆるふわな千紘姉さんだ。性格がのんびりしている上に、一番背が高くて、水の抵抗を受けやすいから捕まえやすそうだ。千紘姉さんは泳ぎが得意ってこともないし。
「幸斗、こっちこっち……え、私を狙ってる⁉︎」
千紘姉さんの驚きの声が聞こえてくる。逃げ出し始めているけど、音で方向はわかる。
「待て待て」
「きゃー」
千紘姉さんが悲鳴を上げて逃げていく。
バシャバシャと全力で追いかける。
この先で千紘姉さんの爆乳ボディを捕まえられる思うと、ちょっと興奮して来た。
最初はいかがなものかと思ったが、これはオスの本能が目覚めて、メスを捕獲しようってなるわー
「助けてー」
千紘姉さんは必死に逃げてている。
声を出さなければいいんだけど、律儀にルールを守っている。
単に千紘姉さんが俺に追いかけられてパニックになっただけかもしれないけど。
千紘姉さんがザブザブ走っている音は、すぐ目の前。
「待てー」
俺は右手を伸ばす。
「ひゃあっ」
むにゅっ
「えっ!?」
俺の指先は柔らかいものをつかんだ。お尻じゃない。千紘姉さんのおっぱいだ。Jカップのおっぱいをワンピース水着越しとはいえ鷲掴みしちゃった。
千紘姉さんは俺に背中を向けて逃げていると思ってた。実際は俺の方を向いて、バックしていんだ。
「幸斗のエッチ」
千紘姉さんが恥ずかしがっている。俺も、かああっと恥ずかしくなる。
「だ、だって目が見えないんだもん。しょうがないじゃん」
焦って言い訳。
「そ、そうよね。これは事故だもんね。幸斗はエッチな子じゃないってお姉さん知ってるから」
「うんうん」
俺は日頃の行いがいいので、良い子って信じてもらえる。
「私はタッチされちゃったからどうすればいいのかしら?」
千紘姉さんが藍に確認している。
「タッチされた人はプールから上がってください。でもって幸斗さんの応援をするのでいいんじゃないですか。誰がどっちの方向にいるのか言ってあげるんです」
「わかったわ。幸斗、お姉さんが応援するね」
千紘姉さんの声が離れていく。ざぶっという音がしてプールから上がったみたい。
「ゆきとー ほらほら、あたしはこっちだぞ」
桃香が俺の前方で挑発している。
「幸斗、桃香ちゃんは3メートルくらい前だよ」
千紘姉さんが教えてくれる。
「よーし、次は桃香だ」
俺はバシャバシャと駆け出す。
「ひゃっ 逃げろ」
「ふはは、待て待て」
金髪巨乳ギャルを追いかけるなんて、俺の野生が解放されてしまう。
後ろから桃香に迫って、羽交締めにして犯すみたいな妄想が沸き起こってしまう。
「あと1メートルだよ」
千紘姉さんが桃香までの距離を教えてくれる。桃香の水音で方向はなんとなくわかるけど、距離感は正確にはつかめないから助かる。
「ラストスパート」
俺は前に全力で踏み出して、右手を伸ばす。右手が肌に触れる。桃香の背中だ。
良かった。桃香は俺に背中を向けて逃げていた。おっぱいを触らなくてホッとする。
「はーい、桃香ちゃん、アウト」
千紘姉さんが見ているから、桃香はタッチされてないとは言い張れないぜ。
「ちぇっ ゆきとの近くに行きすぎた。お姫様抱っこしてもらいたかったな」
桃香の嘆きが聞こえてくる。
「幸斗先輩、こっちこっち」
「ゆきとさん」
「幸斗さーん。ウチはここですよー」
残る藍、ニーナちゃん、麿莉奈の声が届く。方向がバラバラだし、距離感が全然つかめない。
「ゆきとー まりなが捕まえやすそうだぞ」
「左斜め前3メートルよ。プールの隅だから 追い込んで」
桃香と千紘姉さんが教えてくれる。
「そうかそうか、フフフ」
俺は両手をめいっぱい広げて、左斜め前に進む。両手で麿莉奈を囲むようにして逃げられなくするのだ。
「そんなっ!?」
麿莉奈が驚いて後ずさっているのが伝わってくる。俺を誘っていたが、麿莉奈が次に狙われるとは思ってなかったようだ。
美少女を狭いところに追い詰めるなんて背徳的な気分がする。でも、たまに悪者になるのも楽しいかも。
「くっ こうなったら」
麿莉奈が何かしてきそう。
「あっ 麿莉奈が潜ったぞ」
「幸斗の右手の下をくぐろうとしてるわっ」
桃香と千紘姉さんがすかさず麿莉奈の逃走ルートを教えてくれる。
「ここかっ!?」
俺は右手をプールに突っ込む。体に触れた。ちょうど麿莉奈が泳いで逃げようとするところだったのだ。
「けほけほっ」
麿莉奈が水面に飛び出して来て咽せる。俺にタッチされてびっくりして、水を飲んじゃったね。
「はい、麿莉奈ちゃん、アウト」
千紘姉さんがうれしそうに告げる。
「けほっ うう……またお姫様抱っこされたかった」
麿莉奈は残念そう。
「幸斗先輩、自分はこっちでーす」
「ククク、ついに我が真の力を解放する時が来たです」
残るは藍とニーナちゃん。
「ゆきと、あいは右に4メートルだ」
「ニーナちゃんは左に4メートルよ」
桃香と千紘姉さんが教えてくれる。どっちも同じくらい離れているみたいだ。
「よーし、だったら藍を捕まえてやるぜ」
俺は右側を向いてバシャバシャ進む。
スポーツ少女の藍の方が捕まえる方が難しいんだけど、ロリッ子のニーナちゃんをグヘへって感じで追いかけるのは俺の中で抵抗がある。
「なんで、自分を追いかけるんですかー ニーナの方が簡単でしょー」
藍が叫びながら逃げる。
「あえて難度の高い藍に、俺は挑戦したいんだよ」
「先輩は生意気な自分をレ○プしたいって思ってるんでしょ、変態」
藍が俺を罵ってくる。
「ふはは、その減らず口を塞いでやるぜ」
俺は笑いを含んで言い返してやる。一才年上の余裕ってものがある。
「きゃー 先輩に犯される」
ノリノリな藍。
「グヘへ犯してやるぜ」
俺も開き直って楽しむことにした。ロリッ子のニーナちゃんだったら「犯してやる」はNGだが、小生意気な藍にだったら言えてしまう。
「あと1メートルです」
麿莉奈が教えてくれる。
結構差が縮まっている。藍は本気で逃げてないのかもしれない。
藍はお姫様抱っこされるよりも、俺に襲われる方がいいタイプなのか……
「もうちょっとだぞ」
「あと30センチ、がんばれ幸斗」
桃香と千紘姉さんの声援。
「とりゃあっ」
俺は藍がバシャバシャしている水音の方へ跳ぶ。
思いっきり右手を伸ばす。
指先が藍の肌に触れた。多分、藍の背中。
「やったー」
「幸斗さん、すごい」
桃香も麿莉奈も喜んでくれる。
「せんぱーい♡」
藍がぴとっと俺の胸に抱きついて来た。なぜか声にハートマークがついて聞こえる。
「ちょっ な、何?」
目が見えてなくて戸惑う俺に構わず、藍は俺の両手の甲を握る。
「せっかくなんで、自分にエッチなことをして下さいね」
藍は俺の両手を引っ張った。
むにゅっ
柔らかい物に触れさせる。
「いいいっ!?」
こっこれは藍のおっぱいなんじゃ!? 微乳とはいえちょっとは膨らんでいるから。俺は藍を背後からおっぱいを鷲掴みにしている状態!?
しかも俺の股間に藍がお尻を当ててくる。
「先輩に後ろから犯されてる……はぁん」
藍が色っぽい声を出す。
「こっこら、やめろっ」
俺は慌てて藍の手を振り解き、股間を藍のお尻から離した。
「えーもっとやって下さいよ。先輩に犯されてるって思うとゾクゾクします」
「俺が目隠ししてるからって、なんちゅーことをさせるんだ、この変態」
「あたしもゆきとに犯されたい。あたしも、あいみたいにやっときゃ良かった」
桃香まで変態なことを言っている。
うう……プールで目隠し鬼ごっこってヤバい。普段秘められたみんなの獣欲を刺激しまくっている。
「とにかく4人捕まえたから、これで終わりだな」
俺はこれ以上やらないと宣言する。
「やったのです。わたしがお姫様抱っこしてもらうです」
ニーナちゃんが声を弾ませてバシャバシャ近づいて来る。
「いいなあ、ニーナさん」
麿莉奈がうらやましそう。お姫様抱っこを提案したのは麿莉奈なので、とても悔しいだろう。
「もう目隠しはいいよな」
俺はアイマスクを右手で取る。プールの縁の近くにいたので、外に放り投げた。
「ゆきとさん♡」
笑顔のニーナちゃんが寄って来る。
「じゃあ、お姫様抱っこするよ」
「お願いしますです」
ニーナちゃんが俺の胸に飛び込んで来た。
「よいしょっと」
俺は左手をニーナちゃんの背中、右手を膝の方に回す。
そして右手を持ち上げてお姫様抱っこ完成。
ニーナちゃんは小柄な上に、プールの中だと浮力があるから楽に支えてられる。
「うわぁ……ゆきとさんにお姫様抱っこされているです」
ニーナちゃんがうっとりしている。
「そんなにうれしい?」
「うれしいのです。夢みたいですけど、夢じゃないですよね」
「大袈裟だなぁ」
俺は苦笑してしまう。でもお嫁様候補からするとお姫様抱っこって、お嫁様に選ばれたみたいで特別なことに感じるのかもしれない。
「あたしもお姫様抱っこされたいよー」
「ニーナがうらやましすぎます。もう一回やってください」
「そうだよ幸斗、もう一回戦しようよ」
女の子たちが、再戦を要求し始める。
幸せそうなニーナちゃんを見ると、ますますお姫様抱っこされたくなっちゃうよね……
「ニーナさんだけズルいわー 幸斗さん、絶対にもう一回やって下さい」
麿莉奈がやきもちを焼いた。アイマスクを拾って、プールに飛び込んで来る。
「追いかけるのは疲れるから、俺は止めたいんだけど」
女の子に襲いかかるのがちょっと楽しかったけど、もう十分。
「ゆきとは最初からニーナを勝たせるつもりだったんじゃないだろうな」
そばに泳いできた桃香が鋭い指摘。ニーナちゃんを追いかけるのはかわいそうだからなんだけど。
「そ、そんなことはないよ」
「怪しいです、先輩。実はニーナが1番のお気に入りなんじゃ? ひいきにしてないですか?」
藍まで追求。
「断じて違う」
俺は必死に否定。女の子のやきもちって怖い。
「幸斗さん、ウチのお願いを聞いてくれはらへんの?」
麿莉奈がアイマスクを渡しながらおねだりしてくる。
「ゆきと♡ もっかいやろうぜ、頼む」
桃香が俺の後ろから抱きついて、巨乳を押し付けている。
「お願い、幸斗」
「先輩、やってくれないと、拗ねちゃいますよ」
千紘姉さんも藍もせがんで来る。
目隠し鬼ごっこをもう一回やらないと許されない空気。
「しょうがないなぁ」
俺はしぶしぶ承諾。
「「「「「やったー」」」」」
大喜びする女の子たち。
アイマスクを再び装着。
「クハハハハ、俺の毒牙にかかりたいのはどの子だぁっ?」
俺はもうやけっぱちで、悪者を演じることにする。
「「「「「きゃああー」」」」」
女の子たちはかわいい悲鳴を上げて散っていく。怖がっているんじゃなくて、楽しそう。
結局、5人全員をお姫様抱っこするまで、目隠し鬼ごっこを繰り返しやるはめになった。
俺は疲れてヒイヒイ言いながら、女の子たちを追いかける。
女の子たちのおっぱいやら、お尻やらを触りまくっちゃったけど、いちいち気にしてられないカオスな状況。
女の子たちはお姫様抱っこされて幸せそうだった。
俺はヘトヘトになったけど、まあ楽しかったし、みんなに喜んでもらえたので満足である。




