二十七話 灰汁が強すぎるスキル編成
「よし、夕食も食べた。風呂も入った。さあ、これからの話をしようか」
ギルドでヘイシダコのたこ焼きを食べてから帰ってきた俺達パーティ。
夕飯を食べる前にも大衆浴場に入っているので後は寝るだけでなのだが。
寝てしまえば今思いついた事を忘れる可能性がある。
なので、今のうちに終わらせておこうと思ったわけだ。
「ご主人様。これからの話って何アルカ。もしかしてご主人様、とうとう私と、私とする事に決心がついたアルカ?ちょっとご主人様、返事をするのが早いアルヨ、も〜」
「何をしよるかは分からないが、拒否しておくぅ〜」
サンサンが赤面しながら身体をヘビのようにクネクネ動かし始めた。
何に恥ずかしがっているのか俺にはサンサンの思考は不明だ。
まぁ、いつものサンサンの戯言だ。
恐らくいつものSMプレイの事だろう。
今はそんな空気ではないのでやめておく事にした。
そろそろ寝る時間だし今身体を動かすと変な出汁が出るからな。
「簡単な話や、前回、前々回と今日のクエストで判明したことがあんねん」
「トキマサさんの無能なところ?」
「こめかみグリグリの刑に処してやろうかゼアミ」
俺の婆ちゃんに悪い事をした時にされていた罰則。
それを今お思い出してゼアミちゃんに提案してみる。
あれって意外と痛いんだよな。
自分のことを差し置いて何を言ってるのやらこの女神は。
俺も有能ではないが無能では無いはず、特にゼアミよりは活躍していると思っている。
「そこでや、お前らに聞きたい。レベルが上がったら、各々のスキルはどのように割り振るかって話やな。ほら、スキルって言う便利なものがあるやん?それを次からは効率的且つ合理的に決めていこうと思ってな」
某ソシャゲでは★3だけで一部を攻略できる。
その他のゲームでも低レアが攻略の鍵になることもあるのだ。
世の中にはロマン火力という言葉もある通りスキルの編成によっては化けるものもあるのだ。
要は、俺たちのような癖が強いパーティ。
スキル編成を再考し再編成すればこれからのクエストは難なくクリアできるだろう。
ゲームと異世界を同列に扱っては危ないかも知れないが近い世界観だから出来ること。
「で、今はお前らはどんなスキルを覚えているかを聞きたいねん。サンサンもゼアミも一つや二つくらいはレベルが上がっているはずやろ。ちょいと言ってみいや」
今いるお化け屋敷クエストではほとんど倒していないため経験値はゼロに等しい。
その前のギガントクリオネ討伐とヘイシダコ討伐で大量の経験値を得られた。
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