二十二話 異世界タコ焼き
緊急クエストをクリアした後ギルドでたこ焼き器を大筆で顕現させた。
そして今は帰ってきた時間が時間なので夕ご飯としてたこ焼きを食べている。
「ご主人様、これ料理何アルカ?とっっっっても、美味しいアル」
「そうだぞ、同志。こんなにも小さい小麦と水と卵とタコの焼き物が美味しいとは。もしや、同志は魔法使いか?魔法使いなのか?」
「認めない、認めないわ。こんなゲテモノ料理が美味しいなんて、認めないわ」
「良し、ゼアミ。後で表出ろ」
大阪名物料理のたこ焼きをゲテモノ扱いとはな。
B級グルメの王様をそんな下賎な扱いすると大阪人に殺させるぞ。
たこ焼きパーティーには色んな食べ物を入れて闇鍋ならぬ闇たこ焼きが誕生するが。
「サンサン、Tー34これはな。たこ焼きって言うんだ」
「たこ焼きアルカ」
初めてたこ焼きの存在を知った外国人みたいな反応。
そうだよ、こう言う反応を待っていだんだよ。
にしてもTー34が言ったようにたこ焼きの具材はあるのに似た料理が無かったとはな。
関西圏の生まれの異世界転生した人は居なかったのだろうか。
今屋敷で人形達と住んでいるライカにも聞いてみよう。
「にしてもトキマサさん作るの上手いわね」
「時々作っていたからな。それに関西人ならたこ焼きを作れないとアカンやろ」
大阪圏の人なら一家に一台のたこ焼き器があるくらいだ。
それに半円型の中に生地とタコの切り身を入れてクルクルって回せば良いだけだしな。
「トキマサさん、貸して。私もやってみたい」
「ええけど、上手くやれるやんな?」
慣れたら気づかないが以前ネットで調べた時人によっては難しいとからしいが。
「ふふふ、これでも文化神部の料理神から料理を教授してもらっているんだからね。上手くできるわ」
「でも、この世界に来てからお前が料理した事見た事ないんやけど」
「ギクッ」
ゼアミの手と持っていた串が一瞬震える。
「サンサンやライカさん、俺が料理しとるもんな」
「ギクッギクッ」
また二回ほど手と串が震えた。
「もしかしてゼアミ、料理出来ない系女子?」
「ギクッギクッギクッ」
とうとう、手と串を動かしてたこ焼きを作り始める。
「いや、そうでも無さそうやな」
「ほらトキマサさん出来たよ。ほら食べなさいよ、ほらほら」
「いや、ゼアミ。これ中身まだ焼けてない。熱っつ。やめろ、無理矢理口の中に入れようとするじゃねえ」
「女神にあ〜んさせて貰うだけで幸福よ。ほらほら開けなさい」
「何処が幸福や。ただの罰ゲームやろ」
ご愛読いただいた貴方に圧倒的感謝を‼︎
芸術は爆発だ‼︎と作者は皆様の声援と笑いにより日々進化していきます。
楽しんでいただけるとトキマサ達が喜びます
・腹筋が崩壊した
・もっとネタを見たい
などと少し思ってくださった方は、画面下部の☆☆☆☆☆を★★★★★にしてブックマークに入れていただく、率直な感想、批評などで応援して下さるとモチベーションが上がりネタが大量生産する事ができます
また誤字脱字や文法上でおかしい箇所を指摘していただけると幸いです。
それでは全ての読者に絶対的な祝福あれ‼︎




