二十話 今までのツケ
このままだと何やら兵器を使用し俺達の安全も脅かす物を使い出す可能性が微レ存。
さっきのグレネードも俺が気づいたから良かったのだ。
それにタコは傷物にしてしまえば売れなくなる。
本来なら八割ほどは上質な状態で持って帰るはずだった。
なのにだ、Tー34が半分ほど焼いてしまったからな。
金稼ぎのために来たのに報酬金が減ってしまったら骨折り損だ。
そんな商売上危機的状況の中早く且つ多くのタコを収穫する方法を思い出した。
「取り敢えずゼアミ、囮になってタコを集めてきて」
「え⁈」
「むっちゃ嫌そうやん」
顔を顰めてこれでもかと言うくらいの拒絶反応を見せた。
「私にまた地獄でも見てこいの」とか思っていそう。
食卓にピーマンの山を盛り付けた時の顔と同じだった。
これほどの顔をされたら無理に連れて行く気にもなれず。
寝転んで今回大して役に立っていない駄メイド、サンサンを明後日の方向に放り投げた。
「よし、サンサン行ってこーい」
「アーーール」
担ぎ上げた時に起きたのか情けない声を上げて飛んでいくサンサン。
「さてとこれでええやろ」
「良くないでしょ。なに狼の群れの中に羊を投げ込んでいるの」
「的確すぎる例えやな、それ」
でも実際は何十匹に襲われているサンサンが粘液だけで済んでいるから。
狼というよりタンポポの綿毛の群れだな。
「我が同志もなかなか酷い事をするのだな」
「お前には言われたくねぇ」
この中で一番タコを蜂の巣にしたTー34には言われたくない。
「にしてもなんでお前がここにおるんや。まだ弾幕系シューティングの難関ラスボス並みを張ってもらっていた方がありがたいんやけど」
「ふふふ、同志聞いて驚け。私はな」
胸を張り腕を組みながら何かを宣言しようとする。
「弾切れだ」
「でしょうね‼︎」
あれだけドンパチ続けていたら弾切れするわ。
そもそもよくマガジンとマズルが熱に耐えてくれたな。
棺桶と作ってくれた人に賞賛を送りたいくらいだよ。
ただ、これで判明したことがある。
これで残りのヘイシダコは傷を付かない。
Tー34が担当してきたタコもサンサンの方向へ向かっていった。
囮役のサンサンが行って安心したのかまたもやゼアミが忍足で近づいて行く。
「あれ?来ないの?私から行っちゃうよ?ぶっ潰しちゃうよ?じゃあ、いいわ倒してあげる」
「この少しず〜つ前に出る感じがな。数ある女神の中でも圧倒的小物感」
「う、うるさいわよ、この恥ずかしさを貴方達にぶつけてあげるわ」
タコを煽っていたはずが側から見ると臆病者の行動のそれ。
ご愛読いただいた貴方に圧倒的感謝を‼︎
芸術は爆発だ‼︎と作者は皆様の声援と笑いにより日々進化していきます。
楽しんでいただけるとトキマサ達が喜びます
・腹筋が崩壊した
・もっとネタを見たい
などと少し思ってくださった方は、画面下部の☆☆☆☆☆を★★★★★にしてブックマークに入れていただく、率直な感想、批評などで応援して下さるとモチベーションが上がりネタが大量生産する事ができます
また誤字脱字や文法上でおかしい箇所を指摘していただけると幸いです。
それでは全ての読者に絶対的な祝福あれ‼︎




