三話 一つ目の謎
「いや、すまない事をしたな我が同志。ついつい、人肌が恋しくてね。寝床から這い出て来て同志のベッドに入ってしまったのだよ」
済まないと手を合わせなが目の前の獣人少女は言う。
見た感じ謝罪をしているようだが目が少し笑っているようなので保留。
熊耳をピクピクと定期的に揺らされると可愛いが今はそれどころでは無い。
服はどっか行ってしまったらしいのでサンサンの中華服を着ているカチューシャ。
いや、本人はTー34と呼んで欲しいと言っていたのでこれからはそっちで呼ぼう。
聞きたいことが山ほどある。
「おう、お前はほんまにカチューシャやんな?」
「そうだ、私はカチューシャだ。モフモフの尻尾とプニプニの肉球を持った可愛さしか無いカチューシャだ」
自分で可愛いとはコイツ分かっているな。
確かにカチューシャはモフモフしたい狐の尻尾と猫に似た肉球を持っていた。
それは外見のことであり見ていたら分かる事。
「その証拠は」
「昨日、同志にオッパイとアソコを触られた事で良いか?どう触ったかを一言一句、狂わず答える事が可能だが」
「俺摩っただけやねんけど。おい、ゼアミ。その目はなんや、そんな目で見んといて。心が痛い、滅多刺しにしんといてくれや」
「そうか、では答えよう。まずオッパイからだな。同志は私のオッパイを………」
「おお、言うな言うな言うな。あと女子がそんなオッパイオッパイ言うな。それを言うのは変態紳士の俺が言うことやで」
今朝俺の頭を殴り続けた音楽神の目が鋭くなる。
机の上にあるナイフよりも鋭利で軽く人を殺しそう。
真の英雄は目で殺すらしいので今のゼアミは真の英雄に近い存在だろう。
「ではこれでカチューシャという証明は取れたかな」
とはいえ、これで昨日のカチューシャである証明は取れた。
では本題の一歩前の問題。
「そやな、まずは鍵を閉めていた筈の俺の寝室をどう開けたのか説明してもらおうか、どうやったんや」
「それはだな、簡単な話だよ同志。ドアノブをガチャガチャしてから開けゴマと呟いたらな、開いたんだよ」
「いや、待て。俺の部屋の扉は魔法の扉やないんやで」
そんなファンタジー世界の扉みたいに肉声音声で開く扉ではない。
この異世界はファンタジー世界だけど俺の寝室の扉はただの檜で作られた扉だ。
中からは手動で開けられるから誰かが居れば開けられるが。
俺は寝ていたため勝手に開くことは断じて無いのだ。
(あ、私が開けました。何やら騒がしかったので)
「犯人はアンタかーーーい」
まさかまさかのライカさんが犯人だったとは。
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