表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
芸術は爆発だ!!  作者: ヒョーゴスラビア総統
二章 紙絵師による冒険の時間だ‼︎
60/145

二十三話 食べ物の好き嫌い

 誰が見ても分かる。


 子供が大嫌い、ゼアミも大嫌いの野菜。


 苦味、香りが強く、そしてナス、ニンジン、グリンピースと並んで子供に嫌われる者達。


 そう子供用調理方法を教えてくれる紛れもないピーマン先生である。


「ゼアミ、ピーマンを毒物扱いするのは間違いやと思うぞ。ほら、嫌ならこっちに寄え。俺が食ってやるさかい」


「ゼアミちゃん、酷いアル。私の料理に毒が入っているとか言うなんてネ、ちゃんと毒見したアルヨ」


「いや、サンサンは毒効かんから意味ないやろ」


 サンサンの体が多少変化していたとしても毒状態かは分からない。


 そもそもライカさんがそんな事するわけ……ないよな。


 それは杞憂で俺も今、腹一杯に美味しく食わせてもらってるから大丈夫だろう。


「トキマサさん、よくそんな苦い物食べられるわね。苦くて苦くて不味いのに」


「お子ちゃまには苦くて感じるらしいからな。それは仕方がない話やで」


 ピーマンが苦く感じるのは未だ味覚が発達していなのと味の経験が少ないかららしい。


 あとは苦味が毒物として誤反応してしまっている諸説があるのだとか。


 ようはゼアミちゃんは女神だった時はそこまでグルメでは無かったのだろうな。


「私はお子ちゃまじゃないもん。女神だし。それにトキマサさんは私の事ロリロリ言うけどさ、何度も言ってるけど貴方よりは年上なんだからね」


「年は年でも精神年齢が幼いっちゅうてんねんや、マセガキ女神」


「な、マセガキ。私から見たらねトキマサ。貴方の方がマセガキ」


 ゼアミが席を立って机に手を置きながら怒っている。


 俺は食事中だから行儀が悪いと思っていたがもう終わった様子。


 言っていることが正しいので有れば確かに俺がマセガキだ。


 だが、散々子供じみた行動しておきながら急に大人対応しろと言われても困る。


 なのでゼアミには精神が成長するまで子供扱いしておこうと思っているわけだ。


 そもそも子供の関門を通り抜けていないしな。


「なんやと、ピーマン食えへんこのカリちゃま女神が!」


「あーーー、言った。トキマサさんが言ってはいけない事言った」


「事実やろがい。嘘偽りなしの本当のことやろ」


「カリちゅまじゃないもん、女神のカリスマだもん。ねぇ、ライカさんも見えるよね。女神らしからぬ背中のオーラが見えるわよね」


「いえ、出会った時は見えていましたが今は、その、見えていません」


「ガビーン」


 一昔前の驚き方をしているゼアミ。


 カリスマがあるようにしながらも幼児要素が多すぎるのだよゼアミは。


 ピーマン嫌い、直ぐに泣く、欲しいものは強請る。


 子供の習性の三種の神器が揃っている。

ご愛読いただいた貴方に圧倒的感謝を‼︎

芸術は爆発だ‼︎と作者は皆様の声援と笑いにより日々進化していきます。

楽しんでいただけるとトキマサ達が喜びます


・腹筋が崩壊した

・もっとネタを見たい


などと少し思ってくださった方は、画面下部の☆☆☆☆☆を★★★★★にしてブックマークに入れていただく、率直な感想、批評などで応援して下さるとモチベーションが上がりネタが大量生産する事ができます


また誤字脱字や文法上でおかしい箇所を指摘していただけると幸いです。


それでは全ての読者に絶対的な祝福あれ‼︎

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ