九話 男児たるならば、やるよなぁ?
それを読んだ俺はその棒状の物をゼアミちゃんに食べさせ紙を破る。
「この状況でどう食べろっていうねん」
背中にはゼアミが離れないようにガッチリとくっついているので今更外せない。
問題があるので物理的に○ッキーゲームは不可能なのだ。
それを知ってか、知らずか要求してきた幽霊。
そもそも、ゼアミが俺とそんなことを容認してくれると思わない。
「そこにいるんでしょ!出てきなさい」
ゼアミが某防虫剤CMの名台詞を声を震わせながら言う。
こういえば嫌なヤツが列を成して出てくる事は分かっている。
バタンッ
固く閉まっていた扉が開いたか!と思ったが。
開いてはおらず何の音かと周囲を見渡すと一つの衣装箪笥の扉が開いていた。
「ひ、開いた」
「でしょうね」
開いていなかったら何処のドアが開いているのか。
ただ箪笥の中を見る感じ埃を被った服と西洋人形しか無い感じ。
え?じゃあどうやってこの箪笥が開いたんだ?
俺はそう思いながら西洋人形を持ち上げる。
「トキマサしゃん」
「……ビックリした!何やゼアミ、脅かすな」
「あれ、あれ」
そう本気で怯えた声で指差しながら言ってくる。
どうやら俺を脅かすために声をかけた様子では無く明らかに怖がっている声だった。
指を差された方向を見てみるとそこにも西洋人形が。
あれ?この部屋にこんな二体も西洋人形があったか?
「ん?あそこにもあるやん」
今度は窓際にも一体壁に凭れ掛かる感じで座っていた。
どれも西洋人形でも生きているかの様に綺麗な人形だった。
一つは金髪が巻き髪になり真紅の瞳に桜色ドレスを着た典型的な人形。
二つ目は銀髪ストレートに黄金色の瞳、純白のウエディングドレスを着た人形。
三つ目は短髪白髪に翠玉色の瞳、白黒のメイドドレスを着た人形だった。
「こいつらクエストが終わったら市場で売るか。どうやら金の神が貧乏な俺達の為にくれたんやろ。良い値しそうやで」
「もう、トキマサさんの馬鹿。そんな事やったら絶対呪われるわよ。それに神様なら此処にいるじゃない」
「お前は音楽神兼貧乏神だろ」
「なっ!」
異世界に転生した日みたいにまたポコポコと俺を殴ってくるが今回のは安心するためだろう。
いつもより凄く弱々しく俺の思い過ごしか頼られている気がする。
「にしても良お出来とんな、この西洋人形。まるでお嬢様みたいや」
髪の毛も本物みたいにすべすべしてるし、顔や手もある程度ぷにぷにしている。
ここで一つ悪い考えが過ぎる。
そう幼少期のみならず一部の大人もやってしまう事だ。
「パンツ、履いてるよな」
スカート捲りである。
「トキマサさん、人形相手でもダメよ。そんなセクハラ行為、女神である私が許すわけないじゃ無い」
「へっへっへ、これがやりたくて生きてきたんやで。男児たるなばやるしかないやろ」
「やりたいことがしょぼすぎるのよ、コラー!」
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