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芸術は爆発だ!!  作者: ヒョーゴスラビア総統
一章 紙絵師による異世界冒険だ‼︎
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23話 ドM盾キャラと言う強キャラは本当に強い

「おいサンサン大丈夫か」


 俺は苦しんでいるサンサンを心配して声をかける。


「ハァハァ気持ちいいあるハァハァ」


 と何故か頬を朱に染め口角を上げ興奮しているサンサン。


 ダラっと惚けた口からは甘い息を吐いている。


 音が鳴っている手を摩りながらもぞもぞとしているサンサンはなんか淫猥に見える。


 なんでや?


 コイツがこんな顔をしているの?


「なんで興奮してるんや?まさか敵を倒した感触が良えんか」


 拳法家の中でも手応えがあると気分が良くなる人もいるのだとか。


 自身より格段に強い強敵を倒した達成感というものだろう。


 サンサンは今そういう状態に陥っているのか。


 しかもクリオネはスライム、寒天、プリンのような感触をしている。


 水気が多いところに住んでいるのか現実世界のものと同じなのか。


「違うアル。確かに感触は良かったけど。こういうビリビリ継続する手に染めていく頭に電気が走りまくっていく苦痛の感じがハァ〜たまんないアル〜」


「……………ん?」


 さっき遠目で見た感じより笑って興奮した顔になってないか?


 しかも呼吸の速度が上がっているような。


 あっ、コイツやばいやつだ。


 まさかマゾヒストの方でしたか。


 【バーサーカー】という狂戦士、好戦的な者の面を被ったドMだったとは一本取られたぜ。

 ってやかましいわ。



 本当にまじですか?


 コイツ、ドM中華巨乳メイドなのですか?


 属性てんこ盛り、海鮮丼並みのオンパレード過ぎだろ。


 いや、痛みが興奮に変わるとはいえ身体への負担になっている事と変わりない。


「わかった、お前の性癖はよ〜く分かった。それより手は大丈夫なのか?なんや湯気が上がっとるぞ」


 普通手から湯気が出てくるということは無い。


 そもそも人体から常にメインに見える程の蒸気が発生する程の事はあってはならない。


 気化熱というものもあるが今のサンサンの腕は別物だろう。


 サンサンの頭は最初っからおかしかったとしても心配だ。


「あああ、ご主人様が、ご主人様が下衆を見ている目で睨んでくるアル。だけどこれが私の心にちょうど良くて良い感じにさせてくれてハァハァ。あと腕は大丈夫アル。ちょっとポキポキいっているけど大丈夫アルヨ。異常状態を緩和するスキルと小回復スキルがあるからネ」


「誰がご主人様や。てか、うん大丈夫じゃない、全然大丈夫じゃないよ、それ。もうお前は安静にしとけやあと一匹は俺がやるから」


 ポキポキって本来いう音じゃないのだが、大丈夫じゃないな。


 後で頭も含めてゼアミに直して貰わないと。


 ゼアミはああ見えて回復魔術とか使えていた筈だから直せるだろ。


「分かったアルご主人様。サンサンはここで苦痛を味わっとくネ。ハァハァ気持ちイイ、気持ちイイアル〜」


「だからなんでご主人様やねんって。あと苦痛を味わっとくってパワーワードすぎへんか?」


 近くで聞いているとただの異常者なんだよな。


 顔は可愛いのに可哀想な奴だ。


 さてと食われた我らがロリ女神を助けに行かなければ。


 今頃ニャンニャン泣いているだろうし。


「ゼアミー。今から助けに行くからな〜」


 そう言ってゼアミを喰ったギガントクリオネの前まで行く。


「〈東海道五拾三次・府中宿 阿部川〉」


 将軍徳川家康の生誕城、岡崎城を背景としたまたしても歌川広重の作品。


 今回はその岡崎城を主張してかいてみたのだが、反転して見てみるとちょいと怖いな。


 空から城が降ってきている図の完成。


 そしてこれをギガントクリオネの腹にぶっつける。


 岡崎城ファンの皆さんと敬愛している皆様本当にごめんなさい。


 ロリ女神を助けるのに必要な事なんです。


 必要な破壊なんですよ。


 前日と同じように筆を引っ張ってクリオネに轟音を叩き出しながらぶつける。


 クリオネはクリオネで断末魔を発しながら潰される。


 さてと此方はゼアミを引っ張り出してあとは帰るだけだ。


 と思っていたら今の轟音か断末魔か一体のギガントクリオネが地中より這い出てきた。


 しかも未だ興奮し続けているサンサンのすぐ近くに。


 運が悪いのか位置が悪いのかなんであそこから出てくるのだよ。


 全力で走っても距離が足りない。


 一か八かもう一度サンサンにはあの必殺技を一度繰り出してもらう他ない。


 ならば一時撤退をしてからで良い。


「サンサン。一旦距離を取りよって攻撃をしっ……サンサン?」


「分かっているアル、分かっているアル。もう一発打てば良いアルネ〈鎧袖一触〉」


 そう叫びまたあの轟音と衝撃波が来るのかと構えていた……のだが。


「外れたアル。うぅぅ。まさか外れたとは難しいヨロシね。アハハハ、ちょっギガントクリオネさんわたしは美味しくないアルよ。チャーハンの味なんてしないアル。だからその早くその大きい口を閉じて離れるヨロシ。ちょっとご主人様。援護を…ふぁう⁈……待って。その食い方はパンツに見えるアル。まってまってアルー。まさかご主人様に見せる気アルカ?それはそれで興奮……ひゃん⁈」


 と言って一瞬宙ぶらりんにされた後ギガントクリオネに食われた。


 いやまぁドMメイドには触手粘液プレイはご褒美ではないのか。


 しかもなるほどサンサンは白パンだったのか。


 良いものを見させてもらいました。


 二人の犠牲は致し方無いとして動きを止めたクリオネ。


 そいつらに大筆で召喚した岡崎城で下敷きにしてまたまた倒した。


 これが二日目の夕方の出来事。


 ギガントクリオネ討伐達成。


ご愛読いただいた貴方に圧倒的感謝を‼︎

芸術は爆発だ‼︎と作者は皆様の声援と笑いにより日々進化していきます。

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それでは全ての読者に絶対的な祝福あれ‼︎

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