二話 英雄の凱旋
「おう、トキマサ。遅かったじゃねえか。おう、お前ら、俺達の英雄様が来だぞ!」
ペンタゴンやそのパーティメンバーがそう叫ぶとより一層ギルド内が騒がしくなった。
うん、やっぱり後日に来たかった。
こんな誕生日会みたいに主役になれる日にこんな病人みたいな格好で喜ばれるのはな。
「トキマサさん、もっと喜びなさいよ」
「そうだぞ、同志よ。英雄の凱旋だ。片手を振り上げてヒャッハーしたまえ」
「出来たらやってるわ。あ、腰が痛い」
T-34にツッコもうと上半身を上げたら背筋あたりが一気に痛くなった。
帰ったらサンサンにマッサージ入り軟膏を塗って貰おう。
「えっと、ウタガワ・トキマサさんですね?お待ちしてました………………」
サンサンに運ばれてウサ耳受付嬢テイテイがいる真ん中の席に置いて貰う。
ただ、喜ばしい雰囲気の中で何やら曇りが見える。
「いい感じにウサ耳が折れていて可愛いなと思うトキマサです」
俺も今日はこのぐらい元気なら良かったな。
「では、まずはゼアミさんとサンサンに街の守護を行っていただいた報酬です」
そうテイテイが言いながら小さな皮袋を二人に渡した。
渡された皮袋の中身を直ぐに確認するゼアミとサンサン。
確認した二人は祖父母からお年玉を貰った子供のように喜んでいる。
どうやらどう活躍したのかによって分けられて渡されるらしいな。
「そして、T-34さんには勇猛に攻撃したとしての報酬です」
T-34にも皮袋を渡された。前半の二人よりも一回り大きく多くのお金が入っている。
T-34にゼアミとサンサンが集まってわちゃわちゃし始めている。
小学生女子の集まりにしか見えないのは俺だけかな。
さて次は俺の番かなと机に顔を伏せながら言われるのを待つ。
「それで、ですね。トキマサさんには特別報酬が入っております」
「わーい、ボーナスだ、やったあ(棒))」
「トキマサさんがほのぼのしてる!何か変」
今日は声だけでも喜ばせてくれ、身体中が痛い。
貰うのは明日にしようかな。
「ギルド本部と王都にいる近衛騎士団からの報酬金ですね。黙って受け取ってください。出ないと皆さんで使い切りそうなので」
よし、今日貰っておこう、折角貰えるものなんだ。
貰っておく時には貰っておいて念のためとして貯めておこう。
俺には食べ盛り&問題児のロリッ娘三人いるからな。
「トキマサさんのパーティには、ギルド本部と王都の近衛騎士団より魔王軍指揮官マッカーサーを討伐した功績を称え……。テッテレーーーン、二億ポンを与えるとの事」
「「「「「二億⁈」」」」」
これを聞いた俺達は宝くじに当選したかのような反応。
マッカーサーはそれほどの賞金首だったのか。
某海賊漫画だったら新世代のルーキー並みまでの良いところまで行くのでは?
先進技術で都市を破壊していたらそれぐらいの危険度と認知されるわな。
そして数分騒ぎが収まった後次の波ならぬドンチャン騒ぎが来た。
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