三十七話 芸術は爆発だ‼︎
上手く当たれば空中で炸裂するが意外と近距離にいた俺とT-34は無事では済まなさそう。
たが、敵の大将を倒せるなら本望。
「そんな、やめて、やめ……。ブルアアアアアアアアア!」
ツァーリボンバーが炸裂しマッカーサーが○Bのセ○の最後の悲鳴に似た声を微かに聞く。
何の目的でこの街の周辺に進軍し、北に基地を建てたのかを明確にするもなく。
マッカーサーはT-34が撃ち上げたツァーリボンバーに見事命中、魔核爆発に巻き込まれ。
俺の富士山とツァーリボンバーが爆発し虹色の砂煙を上げながら爆発していく。
「いいぞーーー!芸術は爆発だ‼︎」
そんな事を叫びながら美しい情景とは裏腹に近づいてくる爆発から逃れようと走る。
最後の言葉はそれでよかったんだろうかと思いながらも俺は出来る限り街へ走っていた。
ゼアミの結界の中ならば爆風を防げるだろう。
「同志よ、お先に失礼するぞ」
T-34が履帯をつけた棺桶に乗りながら俺に行ってくる。
その棺桶、小型の自動車にもなるのか、色々と万能すぎない?
「いや、俺も乗せんかい」
「ごめんな、同志。これは一人用なんだ」
そこは二人乗りじゃ無いのかよ。
俺も一緒に連れていってくれ、こんなところで死にたく無い。
そんな俺の思いも伝わらずT-34は颯爽と走って街の中へ入場。
「良いところ全部持って行きやがってあの獣人。後でお仕置きだべ〜」
「お仕置きアルカ」
「サンサン。まだ、おったん?」
自身の好きなワードに反応して起き上がるサンサン。
俺の避難指示も聞かずにまだ、そこら辺で寝そべっていたのだろう。
いつも通りと言えばいつも通りだけど、今は言う事を聞いていて欲しかった。
「サンサン、お前だけでも逃げろ。お前の方が足速いからな」
「ご主人様は、どうするアルカ」
「俺は、どうしよ?」
正直言うと後ろで雷鳴のように鳴り響いている爆風から逃れる方法が思いつかない。
このまま俺は爆風に飲み込まれてただでは済まないのだろう、最悪死ぬかもしれない。
「ご主人様は私が守るネ」
「えっ?」
そうサンサンが言うと俺をお姫様抱っこして高く街の城門に向かって飛んだ。
恐らく俺のスキル〈変態紳士〉のバフが効果を発揮している。
いや、ありがたいのだけど普通は立場が逆じゃね。
俺がする側だし、こんな美少女をお姫様抱っこしたいのだけど。
ただ、これで爆風に巻き込まれる心配は無くなった。
このままサンサンの勇姿を巨乳の下から眺めておけば良いかと能天気に考えていたら。
「ご主人様、ごめんなさいネ。飛ぶ距離間違えたアル」
サンサンが不穏な言葉を羅列させた台詞をボソっと呟いた。
そしてその台詞から間髪入れずに俺たち二人は城門に突っ込んだところまでは覚えている。
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