三十話 異世界版爆撃機?
俺でも見た事がある武器を二つ取り出した。
突撃銃でお馴染み、最も多くの人を殺害したと言われる銃AK-47。
洋画の中でも爆発ものなら絶対出てくる戦車や航空機などをぶっ壊すマンRPG-7。
T-34は此処を紛争地域にしたいのか?
ここで俺はもう一度、思いついた。
「ちょっと待ってろ。それを大量に顕現させるで」
これらの武器を大量に創造して他の冒険者に行き渡らせれば戦える。
何、危険な兵器で冒険者の中で浸透しても俺が顕現させたものだ。
短期間で消失していくし問題はない。
「よし、他の冒険者も持ってくれ。これの先っちょをあの鉄の箱にぶつけるんや。使い方は向けてこの小さいボタンを押すんやで」
本来なら手取り足取り、標準の合わせ方やブレない持ち方を教える筈だが。
前に向けてボタンを押すだけで戦車はドカンッだ。
鉄のカーテンのように並んだ戦車隊を余程のポンコツでなければ外す事はないだろう。
「よっしゃ行くでお前らーーー!」
「おうっ‼︎」
RPGー7を渡されていった冒険者達から一斉に撃ち飛ばしていく。
数人が撃ったRPGー7が三発くらい当たって内側から炎上、破壊されていく。
中に人はいないと思うがすまないな、こちらも本気なんだよ。
数十両破壊してからか遠くの方から巨大なエンジン音とプロペラ音が鳴り響いてきた。
この音源の正体は航空機だと予想し基地があると言われている北の方を見てみる。
俺は目はそんなに悪くないと思うが遠くから見てもそのフォルムでよく分かった。
よく日本の戦争映画などで見られる航空機の内の爆撃機Bー29だと推測する。
いや、マジで魔王帝国の技術力はどうなっているんだよ。
高度爆撃機なんて俺たちの時代でもつい最近の兵器だぜ。
「航空機が来よったで」
「任せろ同志、私が撃ち落とす」
「撃ち落とせるんか?」
「対空砲と高射砲は残っている」
「本当便利だね、その棺桶」
第二次世界大戦の時の対空兵器はそこまで命中率が良くないと言われているが。
航空機の操縦手がアホなのか稚拙なのか意外にも低空飛行している。
「あそこに操縦手がいるな」
「よく見えるな」
「寿命と引き換えに視認能力を向上させてもらったから」
「一つの感覚にしては代償できすぎない?大丈夫か?」
デ○ノートに出てくる死神の眼のようなデメリットが大きすぎる能力じゃねえか。
Tー34の棺桶に内蔵している対空兵器の射程距離になったのか撃ち始める。
ドドドドドッといつもより大きな銃声で航空機用のデカい弾頭を高度に撃ち上げる。
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