表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
芸術は爆発だ!!  作者: ヒョーゴスラビア総統
四章 紙絵師と頭のネジが外れた獣人だ‼︎
131/145

二十六話 物量こそ正義

「やっちゃえ、【シールダー】」


「何というご褒美だ同志よ。私にネギと味噌と鍋を背負った鴨を連れてくるとは………これは、成功せねばなるまい。無加熱金属式バレル、開門!ソビエト製全弾放射式棺桶型砲身、地上へ根性で固定!大量破壊専用、対地上戦力殲滅兵器FROG。全解放!赤い星よ、盛大に燃え上がれ‼︎Урааааааааааа‼︎」


 ドドドドドドドドドドドドドドドッ


 棺桶の側面が開き中から列を成した小型のミサイルが飛び出した。


 確かにマッカーサーに見せつけられた弾頭そっくりでT-34が犯人で間違いない。


 俺の背中から数十m地点から爆風が響き渡った。


 まるで洋画の戦争映画で出てくる絨毯爆撃みたいに連鎖的に爆破している。


 冒険者達が幾ら切りかかっても傷がつく程度だった機械歩兵の装甲が当たっただけで人の頭部並みの大きさの穴が開く。


 そこでは膨大な火力で無言のままスクラップにされていく機械歩兵達。


 時々、T-34が味方で良かったと思う瞬間。


 未だモクモクと爆煙と砂埃が上る中で街中の冒険者が歓声を上げる。


 その様はまるで英雄が君臨したT-34が初めて英雄に見えた気がした。


「すげえええええ!やったなぁ、このテロリスト」


「頭のネジが全部ないコミンテルの化け物がやったぞ!」


「いつもУрааааааа!叫んでいた変なヤツだと思っていたがやる時はやるんだな、凄いぜ」


 街から今までのT-34がやっていた奇行と叫声から想像していなかったような反応。


 ある意味、馬鹿にされているようにも聞こえるその歓声にT-34は。


「同志よ、凄いぞ。私が褒められている」


「せ、せやな」


 今日のT-34の気分は最高潮を迎えたらしく尻尾と耳を激しく動かして喜んでいた。


 T-34が喜んでいるから良いのか。


「因みに、同志よ。地上戦力を掃討する武器は全部無くなったぞ」


「マジか。まぁ今日は仕事をしたから休んどき」


「にゅ!」


 変な返答をするT-34。


 とりあえず、ゼアミを背中から下ろしていつものパーティの陣形に戻る。


 機械歩兵が全滅し一人草原に立ち尽くしているマッカーサーが俺達を見つめている。


 正確には本日の一番黒星、T-34を凝視している。


 そして、肩を震わせ大声で笑い出した。


「アハハハハハハ。素晴らしい、素晴らしいぞ。まさかこの最弱と呼ばれた街にコミンテルンがいたとはな。お陰で歩兵がやられてしまったわ」


「ふーーーん、我がコミンテルに怯えて眠れ」


 上機嫌なT-34は臆する事なく挑発する。


 確かにコミンテルんは凄いけどあまり刺激するなよ。


「コミンテルンは頭は狂っているが生産力は膨大だからな。倒すのに多大な犠牲が必要だがこれ程とは。コミンテルンの大軍といつも戦っている彼の方の苦労も分かった気がするな」


 コミンテルンが頭おかしいのは十分に知られていたのですね。


 しかも、一人のコミンテルンでこれだけやるのにな。


 大軍と戦っているその「彼の方」が凄く気になる。


「とはいえ、コミンテルンの人間一人で撤退したとすれば間違いなく私の悪印象を魔王様に与える事になるからな」


 いや、もう帰ってください、撤退してください。


 T-34の弾頭はもうゼロよ。


「では、戦車隊、前進せよ。航空隊、地上を焼き払え」


 そうマッカーサーが叫んだ瞬間、彼女の背中から戦車隊の団体がご到着した。

ご愛読いただいた貴方に圧倒的感謝を‼︎

芸術は爆発だ‼︎と作者は皆様の声援と笑いにより日々進化していきます。

楽しんでいただけるとトキマサ達が喜びます


・腹筋が崩壊した

・もっとネタを見たい


などと少し思ってくださった方は、画面下部の☆☆☆☆☆を★★★★★にしてブックマークに入れていただく、率直な感想、批評などで応援して下さるとモチベーションが上がりネタが大量生産する事ができます


また誤字脱字や文法上でおかしい箇所を指摘していただけると幸いです。


それでは全ての読者に絶対的な祝福あれ‼︎

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ