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芸術は爆発だ!!  作者: ヒョーゴスラビア総統
四章 紙絵師と頭のネジが外れた獣人だ‼︎
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二十二話 開戦じゃあぁぁぁぁぁ‼︎

「フ、フ、フ、フ。私の話を最後まで聞け。私はマッカーサー。魔王軍総司令部総司令官である対兵器機械化オートマタのマッカーサー。我が魔王閣下の素晴らしい加護と魔王帝国有数の頭脳を持つ科学者の技術、そして私の戦術眼により、そこら辺の兵器なぞ効かない。のだが、そこのケモ耳白髪娘よ。貴様、絶対繋がっているだろう。ねぇ、繋がっているよね。でなければ、そんな兵器を一人で生み出せるはずがないよね」


「ふーーん、恐れ入ったか魔王軍指揮官よ。我がソビエトと魔力炉は偉大なり。Урааааааа‼︎」


 意外にも相手が弾頭に恐れているのがTー34の琴線に触れたのか今まで以上に喜んでいる。


「私達の科学者がつい最近、二つの嫌な流れ星が墜ちて来たのが見えたから見てきてって言われて、漸く他の戦線が終わったから、暫くは魔王都市で優雅に休暇を過ごそうと思っていたのに直ぐに此処に配属されて来たら、飛行機は墜落するわ、基地に爆弾は撃ち込められるわ、対艦ミサイルは撃ち込まれるわ、もう散々よ」


 それは魔王軍指揮官とはいえど同情する。


 泣きっ面に蜂どころか熊が出てきたぐらいの災難だからな。


「これもあれも、全部コミンテルンのせいだわ。きっとそうよ」


「コミンテルンが妖怪扱いされている件について」


 魔王軍に限らずコミンテルンはこの世界にとって扱いづらい組織なのかもしれない。


 それはTー34を見れば分かる。


「元々はただの調査と監視のつもりだったがもう良い。いっその事、この街ごと地図から無くして置けば良い」


 地図から無くすとかヤバい言葉を出したよこの指揮官。


 そりゃそうだ、彼女達はこの異世界の諸悪の根源、神々からの討伐対象だ。


 今までグダグダしていたけどそうだったな。


「とまれ、この私自ら魔術を使うこともあるまい。……さあ自動式機械化歩兵よ。私をヒャッハーしたあの不届きもの達を倒せ。そしてあのケモ耳白髪娘を此処に連れて来い!」


「皆んな見て。Tー34に虐められたからか一歩下がって自分だけ安全地帯から命令を出しているわ。部下を使って命令だけしかしない典型的な無能上司よ」


「はぁ、何を言っているのよ。魔王軍最高司令官が前線のド戦場に出て直接指揮を執って上げているのよ。これ以上ない有能ではないかしら。ねぇ、そうよね。私は最低でも無能では無いよね」


 自分の部下である自堂式機械化歩兵に聞いてみる。


 相手はロボットに近いものだからか反応は無い。


「ふん、まあ良い。これが私の戦術だ。指揮官がそんなヘタレキャラな訳無いだろう。こう言うのはだな、まずは雑魚兵を片付けてから一番の強者と一騎討ちを行うのが淑女のた………」


「『マリュートカM』‼︎ドーーーン‼︎」


「キャーーーー!」


 今度はハッキリとした悲鳴が響き渡った。


 会心の一撃を食らった時並みの損傷を受けたのだろう。


 ただ撃ち込んだ本人はまだ納得していないご様子で。


「やはり手応え無しか。対戦車ミサイルを撃ち込んでみたが、これでもダメージが入らぬのか」


「お前に悲鳴という概念は無いんか?」


 言っている言動的に容赦無いそうで次弾の装填を行うTー34。


 そして砂煙の中からは胸部を抑えたマッカーサーがヨレヨレとしながら喋り出した。


 無理しない方が良さそうなのに。


「貴様、台詞はきちんと言わせるものだろう。もう良い、戦に時間は重要だ」


「今までの全て無駄話だと思うんやけど」


「う、うるしゃい!」


 もはや、ゼアミ口調になり出したマッカーサー。


 だが、また首を振り元に戻して初めのケジメが入り少し恐怖心を煽る声で機械歩兵に告げた。


「街を赴くままに破壊せよ!」

ご愛読いただいた貴方に圧倒的感謝を‼︎

芸術は爆発だ‼︎と作者は皆様の声援と笑いにより日々進化していきます。

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・腹筋が崩壊した

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それでは全ての読者に絶対的な祝福あれ‼︎

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