十七話 今日は狂獣人の後、魔王軍指揮官です
「何があったんや。まさかヘイシダコどもが大繁殖してやってきたんか?」
ニャ語尾の放送を聞いて俺たちパーティは装備を整えて北門へと向かう。
途中で他の冒険者達と合流したり非戦闘民の街の人達は南の方へとすれ違ってくる。
「ヘイシダコ達の再来じゃ無さそうね。だってタコ如きに逃げる必要ないもの」
「と、言っておきながら、緊急クエストで泣き叫びながら逃げ回ってたゼアミはなんなんや」
ゼアミはヘイシダコをクソ雑魚扱いしているがそれに負けていたのは誰だろう。
しかし、ヘイシダコが襲撃するにはもっと騒がしく、それでいて恐怖心があった。
「なんか、戦争しそうな雰囲気やな」
「Ураааааааaaaaaaaaaaaaa!!」
「そこ、喜ぶな。戦争狂」
戦争と聞いて興奮状態に入る俺達の戦好きの獣人。
「一体何あるかね。もしかしたら巨大なタコが………ハァ〜。ヌメヌメ」
「その時は盾役頼むぞ。サンサン」
「アル」
サンサンが言う通りヘイシダコの王様的なものがやってきたのだろうか。
確かにド○クエでもスライムが集まってキングスライムとなる事がある。
生物界ではボスとも言える立場の生物が居るらしいので可能性はある。
そんな民間人が逃れるほどのモンスターが現れたと思いながら北門へと向かう。
北門に多くの冒険者が集まっている中に俺達パーティが合流。
凄まじい迫力感を放つその対象を元に、呆然と立ち尽くすしかなかった。
俗にオートマタと呼ばれるモンスターだろうか。
見た目は普通の金髪でカーブを帯びた短髪で体つきはスレンダーと呼ばれる部類の別嬪さん。
服装は俺がいた現実世界のアメリカ軍の制服、俗にセーラー服を着こなしている。
側から見れば金髪短髪の美少女JKに見えるが関節部分が機械的な所が見受けられる。
実際、彼女が動くたびに機械音が鳴るようになっていた為か人には見えない。
ただ、関節部分と機械音がならなければ人間と思う位精巧にできている。
そして彼女の背後には大量の人型のロボットと戦車みたいな機械が並んでいた。
ライカさんの人形もそうだが、この異世界にはなんでそんなハイテクなものがあるんだよ。
俺は自分が今住んでいる街との文明力に驚かされていると。
美人型ロボットが透き通る女性の声で機械的に喋り出す。
「私は一週間前より北方の方に基地を建設し着任したダブラス・マッカーサーだ」
「真っ赤っか?Урааааааа!」
「マッカーサーだ。私が話そうとしているのにうるさいぞ。貴様」
コミンテルンを表すものとして赤色を連想する事でTー34が興奮する。
昨日、外に出ていないせいかTー34はいつにも増して血気が立っていた。
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