十一話 人造獣人
「ご主人様、これって」
「違う、俺がやったんじゃ無い、信じてくれよ」
「と、犯人は供述しており」
「いや、マジでふざけんな。あれはどう見ても事故やろ」
後でギルドに行って事情を説明しておく。
俺が犯人ではないにしろ殺人現場を見てしまったんだ。
間接的にも殺してしまったのかもしれないから豚箱に入る可能性もあるが。
とりあえず、死体放置はいけないからT-34の身体を回収しよう。
ただT-34の身体を見ると違和感しかなかった。
血が出ていない、切断面が機械的な回路が並んでいた。
まるでターミ○ーターのロボットを切断したような構造だった。
「あれ、よく見たらTー34の身体って機械、やん?」
「その通りだ同志よ」
「うわ、なんか喋った」
首が無くなったT-34の上半身が突然上がり喋り出した。
そんな声帯が無さそうな状況でどうやって喋っている?
「私は人造獣人Tー34なのだ。黙っていてすまなかったな」
「いや、あの。ツッコミどこらが多すぎるのだがまず一つ聞いていいか?何処から喋っているん?」
「それはだな………よく分からないのだ」
「分からないんかい!」
自分の身体の事分からない事が多過ぎないか?
でも、何処から声を出しているのか気になるところ。
「今のお前、よく見てみると首無し騎士のアンデット。デュラハンみたいやな」
「そんなにじろじろ見るな。照れるでは無いか」
「声だけでなく見えるんやな」
「いや、見てみるとって同志が言っていたでは無いか」
「確かに‼︎」
首がない身体がモジモジし出すとかいう恐怖光景を見ている俺たち。
ゼアミはゼアミで顔の血の気が引いてきているからこの状況をどうにかしなければ。
SAN値が無くなると暴れるか気絶するかの状態になるから面倒が起こる前に行動を。
「なんで首が曲げ………取れてもうたんや」
「顔面に石が当たりそうだったからな。緊急脱出させてもらった」
「ああ、可動式なんやね」
多分、ジェット機の操縦席のように飛んでいったんやろうな。
首の接続部分から煙を上げて飛んでいるところを想像する。
首が飛ぶ事を知らないと吃驚するだろうけど、一度見てみたいな。
「それより同志よ、私の首を探してくれないか。拾ってきて首があったところにぶっ刺せば元通りに戻る」
「分かった、探してくるわ」
達磨落としの首みたいな構造しているな。
接続部分を見るに恐らくあっているのだろう。
「何処に飛んで行ったんや」
放り投げられた野球ボールのようにはるか彼方に飛んで行ったらしいので探してみる。
まるでド○ゴンボールの1○号の最後のみたいに。
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