四話 無礼講フィーバー
「分かってるって。今日はクエストやらないから」
「やらないとはどういう事だ、同志。今日はギルドでウオッカを飲んでエールパーティでもするのか?それなら私は乗るぞ」
「お前、見た目子供なのになんでそんなダメ大人みたいなん?」
今日は一日中酒盛りをしようぜってか?
少なくとも今日はそんな事で消費したりはしない。
昨日の夜にしたパーティ会議から決めていた事だ。
「今日はスキル強化しようと思ってやな」
「スキル強化アルカ」
「そや、スキル強化アルヨ」
「ご主人様、私の真似するのは良いアルけど、下手あるネ」
「言うなて」
最近俺の楽しみに成りつつ有るサンサンの真似。
サンサンにとって自分の真似をされるのは良いのか。
自分の真似をされると怒る人がほとんどだがサンサンは寛容だな。
「昨日の夜、俺は小筆のスキルを習得したからな。少しでも鍛えて強化しなければならないしな、お前らも鍛え上げて置いとけば良え。備えあれば憂いなしや」
全三軍のヘイシダコを倒したおかげで多少お金が入ったからな。
本来なら成功したに祝杯と共に豪華にするつもりだったが昨日はぐだぐだ会議と共に寝た。
今日くらいはこいつらの意見に従ってみるのもいいだろう。
手綱を失った三頭の暴走馬を操るみたいにやばいことになりそうだろうけどな。
「トキマサさんにしては言うじゃない。私もスキルを強化したかったから丁度良かったわ」
「お前は強化せんで良い。そのままでいて、そのままの君でいて」
弱々スキルを強化しなくてスキルポイントを貯めておいてくれ。
良い効果のスキルが出たら指示して入れてもらうから。
「と言う事で、今日は街の郊外で魔力が尽きるまでスキル使いまくる予定やから今からいっぱい朝ご飯を食べるんやで。今日は俺の奢りや」
「え、いいのかトキマサさん。じゃあ私はコレね。前から狙っていたのよ」
「じゃあ、私はこれアル」
「なら、私はこれだな。ちょいとそこの若いの、これを頼む」
全員が朝ご飯を選んでTー34が近くに来ていた店員さんを呼び止める。
まるで喫茶に来た年配のおばあちゃんが料理を頼むような口ぶりだ。
「いや、どう見ても若いのはお前だろ。いや、あの、貴方が老けて見えるってわけちゃいまっせ。だからその、その目で見るのやめてくれません?」
店員さんが老けているように言っていると思ったか俺をジト目で見てくる。
俺の文言にそのような要素があったか?
「ちょっと待てお前ら、今お前らが頼んだメニュー見てみたけどな。全部この店の最高額やねんけど」
「「「ピュー、ピュー、ピュー」」」
それを聞いて俺たちパーティのロリッ娘三人組はそっぽを向いて口笛を吹き出した。
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