二話 ヤバい噂
何でも叶えてもらえる願いなんて良い、あいつらとバカやって暮らしていれば良いのだ。
「魔王軍と言えばアイツら破壊しかしないからな。殺しは絶対しないからまだ良かったものの破壊行為はする不思議なやるヤツらだからな。お願いだからこの街に来ないで欲しいよな」
それは一度も聞いたことが無い初情報だった。
俺はゼアミに魔王討伐を頼まれたがよく思い出せばそこまで魔王についての情報が無い。
恐らくゼアミも魔王なるものは忘れているだろう。
この異世界の魔王は殺しをしないという事はありがたいような怖いような。
何かの生体実験にされるか一生奴隷とかありそう。
まぁでも、生きていれば何とかなるからまだ易しいのかも知れない。
他のラノベやアニメの異世界では地獄が広がっているからな。
「この街の周辺は気をつけたほうが良さそうだな。王国首都でも無い辺境の地、しかも弱い奴等しか居ないこんな僻地に魔王直々の指揮官様が来たのかは知らないが」
「ほんま、確かに変やな。こんなとこ来る意味あるんか」
確かに、このギルドには俺のパーティを除いて上位職がいない。
うちの上位職もポンコツである事には限りないが。
つまり烏合の衆と言うっても変わりがないほど弱い街だ。
そんな放って置いても人畜無害みたいな地域に出張するとは魔王軍も余裕なのだろうか。
「幹部だからな、少なくとも種族的に並のヤツじゃねえな。噂には名の知れた魔術師や英雄なども引き入れたって話だぜ。ヴァンパイヤ、下級悪魔、ドラゴン、巨人、名を出すだけで怖いな。良い大人がチビっちまう」
「よし、後でお前は股を洗っておくんやで」
「そうだな」
「例えやと思っていたんやけどホンマやったんか」
「俺は嘘をつく男じゃないぜ」
「男こそ嘘をついて欲しかった」
冗談のつもりで言ったかと思っていたが本当にチビっていたとは。
大の巨漢がそんな事をしてしまったとはな。
時々オネショをするゼアミかな?
「少なくとも俺たちが会ったら瞬殺される化け物達だろう。あまり、北側のクエストはしばらく避けた方がいい」
「ペンタゴン、そんな良い情報を俺に。くっ、良い奴だぜお前はよ」
「良いって、この前酒を奢って貰ったんだ。んっ、あれはトキマサの妹達じゃねえか。早く行ってやらねえと面倒な事になるじゃねえ?ほらあの獣人なんか棺桶をこっちに向けているぞ」
ペンタゴンに言われて今ギルドに入ってきたゼアミ達の方を見る。
ゼアミに何を言われたのかT-34がこちらに向けて棺桶の銃口を向けている。
早く止めないとギルドの半分が消し飛んでしまう。
俺やペンタゴンもタダでは済まない。
「おい、待てTー34何する気だ。そこのバグ人造獣人、棺桶下げろこの野郎」
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