三十三話 ふざけたスキル名
それでも俺は続けて説明する。
「そして最後の〈変態紳士〉やけどな。これはお前らに有益なスキルやからな。これを発動すると女性限定に攻撃力向上、弱体状態無効状態、毎秒HP回復、毎秒NP回復、俺自身に対してターゲット集中を付与する、と言う奴や。どうや、側から聞いているだけでも強いやろ」
この〈変態紳士〉という名前からして不名誉すぎるスキル名なのだが効果が強すぎた。
正直、囮スキルなので俺に対して敵の刃が向かってくるのがただ一つの欠点。
サンサンの〈被虐体質〉に近い効果だが大きく違うが狙われている点は一致している。
だが俺のステータスは元々受付嬢に前衛職にお薦めされるほどのものだった。
サンサンやTー34には負ける項目はあるがそれでも総合的には俺の方が上。
ゼアミは直接戦闘では虫も殺さないほどの肉体は弱い。
虫以下の強さだったヘイシダコは除いて、ドラ○エのスライム以下に苦戦するほどだろう。
であれば俺もサンサンとは違う意味で囮になる事も必要。
これでも俺の大事な大事な女神だからな。
「どうや、ゼアミ。俺のスキルが強いって分かったか?」
「言っている意味はよくわからないけど、とにかく凄いスキルだということは分かったわ」
「お前、話聞いていたか?」
某筋肉大王の台詞に近いような発言するじゃねえ。
若干夢の国に入りかけていただろ。
そういえば良い子はもう寝る時間だしな。
ゼアミは目をショボショボさせながら欠伸をしている。
眠たそうな幼稚園児みたいなリアクションを取る。
「トキマサさん、そんな便利なスキルがあるなら今日のクエストに使ってよ」
「使ってたわ!だがな、サンサンのスキルとゼアミの〈カリちゅま〉のスキルが強すぎて俺が囮になれんかってん!」
あの時、このスキルは発動させていたけど二人のスキルが強すぎたのか効果が薄かった。
実際サンサンは囮特化のスキルをゼアミは神聖を含めていたために注目されていたからな。
ただTー34と囮バフは効果があったのかTー34は狙われずバフは発動していた。
恐らくスキルレベルを上げれば二人も狙われなくなるはずだ。
(サンサンに関しては知らんけど)
「因みに俺には神器そのものにもスキルが有るからな。本日習得したスキルポイントはこれに振り込むつもりや」
今回ので俺たちパーティに必要なスキルが分かった。
攻撃力バフ全部足りない。
俺が持っているものもあるが俺の魔力はサンサンより多く無能女神と狂乱獣人よりは少ない。
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