三十一話 必死の訴え
俺の無茶振りにサンサンとTー34とライカさんが反応した。
「ご主人様、私にはもっと成長性があるアル。料理も掃除洗濯も出来るアルヨ。もっと成長性があるし頑張れるネ!ネ‼︎」
「同志よ、本日の私の掃射を見たであろう、カッコよかっただろう、目を輝かせていただろう。あの時の感動をもう一度感じたいだろう。だから考えを改めるのだ同志よ」
二人がパーティ追放されないように自身をアピールしてくる。
ほんの冗談のつもりで言っただけなのにこれほどまでの慌てよう。
「いや、あの。サンサンの料理は美味いし、Tー34の掃射光景は楽しかったから追放はしないから、な?せやからあのそんな泣きそうな上目遣いでこっちに擦り寄ってくるな」
冗談だったのが通じていないのか引き剥がされないようにくっついてくるロリッ娘達。
美少女達に抱きしめられるのは好きだし嬉しいけど、こういう展開は望んでいない。
「お前ら、離れろ。離れんとマジで追放するぞ」
「いやアル、そう言って前みたいに引き離そうとしてるアル。ご主人様の嘘はバレバレネ」
「そうだ、同志。情報改竄はしていないようにするのがコツだ。もっとバレないように言い給え」
「なんで分かってくれへんの?」
取り敢えず、誰かの助けを求めて一緒に引き剥がしてもらわねば。
二人の膂力に勝てるのはこの場でいないと言えば居ないが今は量。
ゼアミは膂力がゼロに等しいので戦力外通告。
ライカさんの人形を使って貰うしか無いな。
「すまん、ライカさん。西洋人形を借りてもよろしいか?って、なんでくっついてんの?」
霊体だからくっついてる実感が無かったが見るからに俺を抱きしめている。
側から見たらカオスでしか無い状態。
「お二人様だけずるいです。私も仲間に入れて下さい」
「ライカさん?」
二人に嫉妬しているのか頬を膨らませなが訴えて来る。
何故か三人のほのぼのした空間ができてしまっている訳なのだが。
何この三人が寝ている草原に一本佇む大木のような気分。
「俺はあんたらの抱き枕じゃ無いんやけど」
毎晩ゼアミに抱き枕要員にされているのと同じだ。
このパーティは人肌に飢えすぎているみたいに見えるな。
「もう良えわ。このまま話を続けるか。スキル編成と効果の話やったな。次は俺か」
サンサン、Tー34、ライカさんと来て俺の番。
スキル編成と効果を見ようと身分証を着ているフードのポケットから出す。
すると存在感が人一倍強いはずが消えかかっていた女神が口を開いた。
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