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首刈兎は今日も行く!~三姉妹とのペットライフ~  作者: 真田 蒼生
最終章「首刈兎は主人とともに……」
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第5話

「ええっと、なになに? ギルドシステムの導入について。アップデートで追加された特殊なクエストをクリアすることにより、ギルドを設立することができます。ギルドには、専用ショップや専用クエストなども導入されております……か。まぁありそうな内容だな」


ひさびさにログインしたALOのいつもの時計塔の下で、公式サイトに乗せられているアップデート内容を読む。

今回のアップデートはギルド中心。

これでもかとばかりにギルド要素が追加されている。

しかしここまででひとつ言いたいことがある。


「逆になぜ今まで導入してなかったし」


ALOの中でも外でも、かなりの時間がたってたはずだが。

むしろなぜなかったし、というプレイヤーたちの声も少なくない。

だがまぁ、導入されたからには利用するプレイヤーも増えるだろう。


「……現に今も躍起になってクエストやってるし」


時計塔の周りで一緒にギルド設立のためのクエストを攻略する人員を集めているプレイヤーたちを見る。

中にはすでにクエストをクリアし、加入者を探しているプレイヤーもいた。


「うん……これだけいればたぶん大丈夫だな」


彼らを見て、ひとり納得する。

それからまた、手元のウィンドウに視線を戻す。


「あ、いたいた。ラビ君!」

「ん? あぁ、来た来た」


やがて、3姉妹がやってきた。


「こんにちわ。ひさしぶり……になるよね?」

「こんちわ。あぁ、大晦日に会ったきりだしね」

「こんにちわお兄さん」

「兎さんこんにちわ!」


ベルの後に、サイカとヒナも挨拶をする。

挨拶を終えたのち、ベルが問いかけてくる。


「それじゃ今日はなにしよっか?」

「あぁ、それなんだが……」


ようやく本題に入る。


「ベルさん」

「ん? なにラビ君」

「前あったときにベルさん、俺にいつまで一緒にいてくれるのかって言ったよね」

「あ……うん」

「いろいろと考えたんだけどさ、確かにずっとこのままってのもどうかと思った」

「え?」

「だから……」


今まで考えていたことを、彼女に伝える。


「いい機会だし、別れようか。俺たち」

アオイです。

分量少ないですねすいません。

うちの大学で文化祭がありましてね……いろいろと時間が。

あとはストーリーの中ボス強すぎ倒せないレベル上げだげふんげふん……とにかく忙しかったのです。

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