11/30 先生達の結婚式・裏4 『うろなカントリー』戦開幕
11月30日 花嫁奪還大作戦その6 身体は寒いが心は熱い!海辺の大熱闘開始!! 花嫁奪還大作戦その7 くらえ、エロ清水!若き純情のBL?アタック!!とリンク
一種目目は、ビーチブラック。
渉先生が3本勝負のうち、2本獲れば勝ち。
汐の側。〈師匠くん一号〉に跨ったまま、成り行きを見守る。
「じゃあ、砂浜にうつぶせで寝転がって。両手は後ろに組んで、号砲が鳴ってからスタートしてねー♪」
「清水先生、念のため言っておくけど、フライングやズルは一発で失格だから♪」
「そんなことするか!………隆維が病み上がりだからお前らは審判役か? 涼維、相方の体調悪くなったらそっちを優先しろよ。」
ミニカラス扮する隆維、涼維が進行役。
あったか素材だし、風も通さない仕様だから大丈夫だとは思うけど。
隆維の体調が戻らないみたいだから、ちょっと心配。
「大丈夫だよ、この比翼のカラス衣装、中はもこもこだし、くっついてて温かいから。あと涼維の方は中、水着だから、もしかして途中参戦するかもよー。」
「え、聞いてないんだけど。」
「………二人ともふざけない。」
「「はーい。じゃあ、行くよー♪」」
一回戦目スタート。
出遅れたかと思った渉先生だったけど、後半すごい追い上げで、ブラックをゲット!
……様子見? まぁ、生徒相手に本気出す訳にはいかないかもしれないけど、、、
〈ぐるぐる催眠くん〉の効果は教えた。潜在能力を引き出し、運動能力を大幅にアップしてくれるそれ。
後半不利になるのは、渉先生かも知れないから。
「…………」
それにしても。
渉先生のあの『超加速』、なんだろう?
予備動作はなかった。遠目だったから見えなかっただけ?
ううん、データに『溜め』の表示はなかったから、予備動作はしてないハズ。
じっ、、、っと渉先生を渚が見据える。
キラリ、その目が輝いているのを、見たのは側にいたものたちだけだ。
足を組み替え、
「少々の強化では太刀打ち出来ないか。………ならば次は。」
小休止の間に下僕たちの設定を弄り、迎えた2回戦。
『お邪魔作戦』を決行してみる。
渉先生はちょっとやそっとじゃ無効化出来ないから、ある程度のハンデは良しとさせる。
なんせサイコな科学者。だから問題ない。、、、はず。
それに、教師としての立場上、生徒を無下には出来ないだろう、と踏む。
折角の『お祭り』。盛り上がりにかけるなんてことは避けたい。
しかし、1対多数の作戦も、渉先生の、苦行を乗り切るパワーが勝り。
独走していた、汐が「狐のお兄ちゃん」と呼ぶ稲荷山に二人の男子が追突した、というアクシデントもあり。
「なんでこんなとこでまで不幸なんだーーー!!!」
っという叫びが響く中、渉先生の完勝で、一種目めのピーチフラッグは終了した。
10分間の休憩後。
栄養補給を済ませた面々のもと。
「それでは2種目目のビーチバレー対決に移りまーす♪」
「ロボ軍団は代表者2名が右側のコートに入ってください♪ 清水先生の方は左側にどーぞ♪」
二種目め、ビーチバレー対決が始まる。
一種目めが、渉先生の完勝であるため、負ける訳にはいかないが。
「あれ大丈夫なの?」
「…………うむ。あーいうの。が好みの者もいる、と聞いた。…………それに、ギリギリラインを攻めるのがいい、って市役所の人が言ってた」
汐に問われ、呟く。
こちらが悪の黒なのだから。
正義ならば、白だろう。
白スク水に白ストッキング。
肘までカバーするロンググローブ。
冬場の開催。限りなく露出を抑えた衣装。
ただ、『絶対領域』はいれとかなアカン! っと黒髪黒眼鏡の達也に力説されたので、そこは考慮したデザイン。
男子とのパワーバランスを無くすため、グローブとストッキング共に、バイオアシスト機能を形状記憶加工させてある。
加えて吸湿発熱効果も生地に織り込んであるから、あの格好でも凍える事はない。
この種目に空が関わっていたならば、もう少し布地の多い衣装になっていたかも知れないが。
感情の起伏が少なく、思春期の男子の心情に疎い渚に、僕たちの葛藤を理解出来る訳がなかった。
涼維の顔が赤いのに、首を傾げる。
僅かな抗議とブーイングがあった中、なんとかビーチバレーが始まった。
渉先生はベンチに張り付き、白スク水女子、チーム陰陽師に、我が僕たちが苦戦している。
だが、私が出るのはこの後。
なんとか挽回してもらいたい所だ。
頬杖を付き、足を組み替え。
下僕たちをみやる。
両チームの攻防は見応え抜群で、観客をハラハラドキドキさせている。
最初は劣勢だったが何やら、下僕たちが集まり作戦会議をしている。その後、マッチポイントを取る事に成功する下僕たち。
歓声があがり、盛り上がっている事に安堵する。
まさか、BLアタックなるものを仕掛けるとは思っていなかった。
しかし、そんな決死の策は、選手交代でついに出てきた、渉先生によってまた僅差に詰め寄られてしまう。
「…………さすが渉先生。でも、負ける訳にはいかない」
ゴーサインを出して、ミニカラス、涼維を試合に投入する。
一瞬、非難めいた視線が向けられた気がする。けど、
今悪役だから、問題ない。と押し通す。
再開される試合。
両チームで会話しながら試合う、面白いなっと思いながら眺める。
渉先生は、どうやら連携を崩す作戦のようだけど、、、。
涼維のスパイクが。
渉先生の顔面に。
華麗にキマッた所だった。
…………渉先生、大丈夫かな?
多分、本当はデータ解析がしたいんだろーなーっと思う、、、(笑)
とにあ様のURONA・あ・らかるとより
https://book1.adouzi.eu.org/n8162bq/
ミニカラスマント(隆維くんと涼維くん)
YL様の"うろな町の教育を考える会" 業務日誌より
http://book1.adouzi.eu.org/n6479bq/
渉先生
弥塚泉様のばかばっかり!より
N1801BR
達也くん
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