11/30 先生達の結婚式5
指輪交換編…?
"うろな町の教育を考える会" 業務日誌
11/30結婚式話とリンク中〜♪
主のYL様とご連絡取れないので事後報告的になりますが
流れに沿う形でいきます
他、いろんな方々とリンク中
「「「「おおー!」」」」
何度目かのお色直しになるか。
扉を開いて入場して来たのは、輿を担いだ和装の男達。
その輿で運ばれる白無垢姿の司先生は、穏やかで、温かみある雰囲気を醸し出していた。
一方、黒い紋付袴に着替えた渉先生が輿から降りるのを手伝い、ゆっくりと会場にいる者達に向けて、頭を下げる。
黒と白。
対極にいるはずのそれらは、一対でありながら互いを引き立て、それはそれは美しい場を作り上げた。
暫く、カメラのシャッター音が鳴り止まぬ程。
「それでは花嫁からご両親への手紙の朗読です。」
拓人先生のアナウンスに、花嫁である司が、今までの感謝を両親に贈る。
両親は勿論のこと、会場にいる誰もが。
しんと静まった場内の中、聞き入るように耳を澄ます。
「お父様、お母様。今日は私たちの式に来てくださり、ありがとうございましたーー」
そんな言葉から始まり、両親への感謝で終わると、思われていたその手紙は。
新郎渉の母や姉への感謝へと繋がり、どれほど渉が凄い人間であるか綴られ、渉の亡き父親にまで感謝を述べる司。
嫁の言葉に悶死しそうな程である渉だったが、なんとか持ち堪え。
「これからも二人、いえ、四人で皆様のお力をお貸しいただきながら、幸せな家庭を築いていけるよう精進して参ります。皆様本当にありがとうございました!!!」
最後の締めくくりを呟くと、拍手に包まれ、なんとも言えない思いを実感する二人。
これでもかと思いのこもった手紙に、司と渉の家族だけでなく、招待客の者達まで感動の涙を誘ったのだった。
その後笑顔に包まれた会場で互いの両親への花束と記念品の贈呈などがあり。
お返しのメッセージを経て、いよいよ本日のクライマックス、指輪交換式となった。
新たにタキシードとウェディングドレスに着替えた渉先生と司先生が、ゆっくり厳かに、しずしずと祭壇へと向かう。
式が終わってしまう事への悲しさもあるが、クライマックスへ向けての心地よい高揚感が、ふんわりと会場内を包んでいる。
二人が祭壇前で待つ中。
雪姫がデザインしたマリッジリングが収められた精巧な作りの小箱を持って。
にこにこ笑顔で、先生達の元へ向かい、ゆっくりと汐が歩いていく。
心から二人を、いや産まれてくる双子とで四人を、祝福するよう笑顔を向ける。
後は汐からリングを受け取った先生達が互いに指輪を交換し。
新郎渉の挨拶に、屋外でのフラワーシャワー、ブーケトスを経て。
見送りを終えれば結婚式は終了となる。
クライマックスに向けて、盛り上がりも最高潮に達する中ーー。
プツンッ
停電したかのように、視界が暗転し。
「あーっはっは。皆のもの、かかれ!!」
何者かの、高笑いが式場内に響き渡った。
リングを持って進む汐の前にはー?
YL様の"うろな町の教育を考える会" 業務日誌 より
http://book1.adouzi.eu.org/n6479bq/
渉先生、司先生、拓人先生
お借りしてます
継続お借り中です
お気付きの点等ありましたらお気軽に
高笑いする者は…




