7/28 みっくすじゅ〜す、強者?
「…………買ってきた」
美女コン会場で告げられた「ドリンクタ――イム」との声に、試しにという海の言葉で、会場端まで『うろなミックスジュース』×六を買いに行かされていた渚が戻ってきた。
トレイの上には、六種類のジュースがズラリ。
美女コンに沸く会場よろしく、比例してこの海の家ARIKAも忙しい為、お客が引けた合間での試飲である。
「…………人、多すぎ。(海の底に)沈んでたい」
「まぁまぁ。これ飲んで元気出そうぜぃ♪ まだまだ忙しいんだからさぁ」
あまりの人の多さにげんなりしている渚を宥め、渚の持つトレイからひとつコップを取り上げ告げる海。きれいな色の液体が入ったコップだった。
それを見て太陽、陸、渚、汐の四人も各々コップを手に取り、口をつける。
「あら、美味しい」
「本当。まろやかね」
「…………美味」
「あまぁ〜い♪」
各々感想を述べる中、遅れて海が自分の持つコップの液体に口をつけ……
「…………!!! まっず、ってかにっが!? なにコレっ!?」
瞬間的にコップの縁から口を離し、盛大にむせ返る。
それに、思い出したように渚。
「…………一つだけ、美容と健康にいいけど激ニガ品が」
「言えよっ!? そういうのは先にっ!」
と、涙目で抗議する海を余所に、そのコップを海の手からさらい、平然と口に運ぶ陸。
一気に飲み干し、一言。
「美容健康に良いなら、こんなモンでしょ」
「……陸姉、強者……?」
けろりと言い放つ陸を、呆気に取られた表情で海は見つめ。
「ロシアンルーレットって事か〜。陸が飲めるんなら、割って出したら大丈夫そうね。値段も手頃で、若い子達とか好きそうだし。置かせてもらっちゃおーかしらぁ♪」
太陽はというと、新たな商品戦略に、キラリとその黒の瞳を輝かせている。
「………………マジ?」
先程の衝撃からまだ立ち直っていない海は、精一杯嫌そうな顔で、そう呟く事しか出来なかった。
当然のように、アタリを引く海(笑)
うろなミックスジュースネタ〜
置かせて頂けるのでしょうかね?謎ですが
とにあ様の美女コン合間話です〜
後は空ちゃんパートかな
早く上げれるといいな…




