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7/22 流れて飲み会




「まさかこんな早く、飲み会出来るとは思わなかったわ〜」

「ほんとだね〜」

「えっ、いつの間にそんな約束してたの?」


 二人の言葉にきょとんとするあっちゃん。


「女同士の約束だもん、秘密よね〜」

「ね〜♪」


 そんなあっちゃんを見やり、手を合わせ二人で笑い合う。


「あ」


 と、思い出したように太陽(ひかり)が呟いてティースタンドのカバーを外す。


「食べて食べて〜。ホントは今日店に出すヤツだったんだけど、貰ってきちゃった。海特製おつまみ〜」

「わーい♪」

「いただきます」


「えーと。今日のは〈エビパプリカのマヨペッパー添え〉と〈鶏ひきの胡麻衣揚げ〉、〈フルーツトマトとツナのサンド〉。甘いのは〈ナッツバー〉と〈まころん〉ね〜」


 言いながら器を出していく太陽。


「あ、甘いの合う♪」

「本当?」

「どれどれ」


 各々手を伸ばす。


「ま〜まぁだ、あっちゃんには敵わないだろうけどね〜」


 あっは〜と太陽は笑う。

 それにそんなことないよ、と呟いて、ふと訊ねるあっちゃん。


「そういえば太陽さん、お店の方はよかったの?」

「だ〜いじょ〜ぶよ〜。私一人抜けたくらいで、どーにかなる程ヤワじゃないわよ、あの子達。それに、今日は多いくらいだしね〜。あと、宗一郎君と鎮君の方もね」


 それにヒラヒラ手を振って答える。


「ま、高校生だし男の子だから、そう心配する事でもないだろうけど。私は親御さんから大切なお子さん達、預かってる訳だから〜。幸いインカム外してないから位置情報は渚のタブレットに表示されてるし、〈追尾くん〉、飛ばしたみたいだから。何かあっても対処出来るわよ」


「反省してます。お手数かけました」

「わかればよろしい」


 苦笑してペコリと頭を下げるあっちゃんに、胸を反らして太陽さん。

 それを見てくすりと笑うあーやちゃんとさーやちゃん。


 うん。この感じ、好きだわー。


「さぁ、今日は飲っむぞ――! 飲む時は楽しくいかないとね〜♪」

「さんせ〜い♪」

「さんせ〜い♪」


 そして始まるどんちゃん騒ぎ。


 三人も女子が集まれば、始まるのはやっぱり、そのテの話で。


「司ちゃんもやるわよね〜」

「あー、清水君でしょ〜」

「収まるとこに収まったって感じ?」

「そうそう。マゾ清水と鬼小梅だけどねー」

「あはは〜」


 と、まだまだ終わらないガールズトーク。


「そういえば、千秋と隆維がね〜」

「え、そうなの?」

「うんうん、青春してるわねぇ〜♪」

「それに鎮と芹香にも、新しい友達が出来たりとか〜」

「山辺さん達ね〜。友達はね〜やっぱり多い方がいいわよね〜」

「そうだね〜」

(むつみ)ちゃん(あみ)ちゃんはどうなの〜?」

「ん〜? あの子達今、資格取得と腕磨きに奮闘してるのよねぇ〜。だからまだ遠そう〜。空はオクテだし、渚は興味なさそうだし。汐なんて、まだまだだしね〜」

「え〜? でも皆女の子だし、わからないわよ〜?」


 ねぇ? とあっちゃんを見るあーやちゃん。

 それにあっちゃんは苦笑するのみ。


「あ、そーだ。毎度の事だけど〜、九月一日、六時半から打ち上げだから〜。来てね〜♪」

「行く行く〜♪」

「さーやちゃんも〜♪ 初めて会った気がしないし〜」

「実は私も〜。あーやちゃんと一緒に行きます〜」

「あっちゃんはおつまみよろしくね〜」

「はいはい」



 そうして更けていく、飲み会の夜なのだった。


女子トーク(笑)

もっとはっちゃけさせたかったかな〜?


とにあ様のURONA・あ・らかるとより

あっちゃん、あーやさん、さーやちゃんお借りしてます

お名前だけだと千秋君、鎮君、隆維君、芹香ちゃん、山辺さん達を


YL様のうろな町の教育を考える会 業務日誌より

お名前だけですが、梅原先生、清水先生お借りしてます


おかしな点等ありましたら、ご連絡くださいませ



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