表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
214/373

落ちた先の、いつかみた世界


再あげ〜


いつかの夢の、話


たぶん、ここが正解だと思うので





 コポコポコポ……


 耳のすぐそばを、小さな気泡がすぎていく


 みずの中

 いっぱいに漂たうのは、緩かに波打つ長い髪


 ふわふわ、ゆらゆら


 〈ゆりかご〉を埋めつくす細糸


 そっと目を閉じ

 みずに包まれ微睡んでいる


 その刻は唐突に終わりを告げる



 微睡みから目覚めさせる、その音が響く



 何処かでゴウンと、機械が作動する低音が響き

 微細な振動と共に下部したから湧きあがる泡が、ごぼりと水中を揺らし音をたてる



 浮力がなくなる


 みず、が抜かれているのがわかる



 あぁ

 また来たんだね


 〈光〉を欲するモノが


 「片鱗」持つそのモノが


 〈器〉を

 〈ゆりかご(わたし)〉を


 欲するそのモノが――……




 ソコに感情など存在せず


 ただただ、静かに行われるモノ


 それは緩く、優しく

 時に激しく

 波を伴い


 ふとしたその時

 弾ける熱と共に、それを感じる間すらなく




 わたしの上には赤い紅い、花が降る




 幾つも幾つも

 数えきれない程の赤が


 それこそ、永遠に

 自身の名と同等の花が




 全てを埋め尽くす、甘美な香りを漂い舞わせる


 その、赤が



 それと共に

 産まれた〈光〉は彼方へと消え



 揺りかご(わたし)はまた、強く激しい波にのまれる



 何度も

 幾度となく



 与えられるソレに、まるで堕ちるように



 ゆらゆらとした、微睡みに沈みながら

 わたしは思う



 どうか、どうか


 産まれた〈こどもたち〉のゆく未来さき


 幸せなものでありますように、と



 わたしの〈継承者こどもたち




 全ての〈継承者〉の〈マザー〉たる


 それが






 〈七の継承者〉




今年最後が再あげ(若干改訂してますが)でした(汗)

すみませんっ


終わらなかったなぁ…十三年度

というか、戦闘回いつまで続くんでしょうね?


一体何時になったら終わるのやら

こ、怖いなぁ…

既に三年目突入?な勢いなのに…

ら、来年…には、終わらせられるといいなぁ


兎に角書くしかないですが、ストックないので来年以降の更新は未定です…

暫しお付き合いありがとうございました!

おずおずこっそりと更新再開されてたら、暇つぶしにでも読んで頂けたら幸いです〜



今年はお世話になりました

来年もまた、宜しくお願い致します



ちょっと早いですが

良いお年をお過ごしくださいませ♪


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ