12/25 クリスマスデート★言えないよぅ
とにあ様のURONA・あ・らかると クリスマスデート☆照れ臭くて
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空ちゃん視点〜
「なにか、これは食べたいなぁってモノある?」
モールの食品売り場近くで、鎮君にそう聞かれて。
それにうーん、と悩んでいると、一応さ、朝から確保はしてみたんだけどね、と鎮君が呟いて。
「いやぁ、思ったより時間あってさ。だって、そのさ、いつものやっちゃってて」
もごもご続けて、視線が外れる。
「あー。わかった気がする」
それに呆れた表情で呟いて、その状況をふと考えてしまって、くすくすと笑いが溢れてしまう。
そう、終業式は昨日。
鎮君、勘違いしちゃったんだね。
だって、約束は「終業式の後」だったから。
「そーだよ。終業式は昨日だったんだよね。そういっちゃん、俺が勘違いしてんの気がついてたろうにツッコミがないんだよ! ひどくね?」
「ふふふっ」
そういう鎮君はちょっと可哀想なんだけど、なんだか可愛くて、可笑しくて。
笑い声が抑えられない。
「少しさ、崩れちゃったね。さっき抱き込んだ時、もしかして髪とか引っ張っちゃってた?」
でもそれを必死に抑えようとしていたら、ふいに髪に触れられて。
「っ!」
……いき、なりは反則っ、だよ〜〜っっ
ドキリとして、抱いたままのぬいぐるみに顔を埋める。
「空ちゃん?」
「……」
聞かれるけど、さっきの事を思い出しちゃって、恥ずかしくて小さな声しか出せなくて。
「痛くしちゃってた?」
その言葉に、ふるふると頭を振る。
……違うの。鎮君の、せいじゃないの……
でも……恥ずかしくて言えなくて……
……だって……
「えっと、ごめん。なんか、マズった?」
「……ぅの」
でも、このままなのも恥ずかしくて、声を出してみるんだけど、やっぱりあんまり声は出なくて。
「の?」
なんて鎮君に聞き返されて、余計恥ずかしくなって。
……うぅっ、と思いながらも頑張って、絶対今、顔赤いんだろうなと思いながらも、なんとか頭を上げて。
「違うの!」
少し大きめにそう言ってみるけど、やっぱりそれが限界で。
ドキドキしてるのと、赤い顔を隠すように、ぬいぐるみに頭を埋める。
暫しの、沈黙の後。
「えっと、行こう、か」
囁くように呟く鎮君に手をひかれるまま、一緒に歩き出して。
繋がれた手にドキドキするんだけど、追求されなかった事にほっとしながら、その後をついていって。
でも、安心しちゃったのはちょっとマズかったかもしれない、と後悔する。
思考が勝手に回りだして……困る、から。
……鎮君の、せいじゃない
だって……悪いのは私だもん……
でも……それを言う、なんて……っ
……無理だよぅ〜〜!
私が勝手に、鎮君にドキドキしてるだけだから、なんてっ!
言えないよぅっ
はぅっ、ハズいっ!?(苦笑)
いや、まだ……っ!!(謎の気合いをいれる(笑)
そろそろクリスマスデートも佳境ですかね?
とにあ様のURONA・あ・らかるとより、鎮君、流れて宗一君
お借りしております
おかしな点等ありましたら、ご連絡くださいませ
鎮君は、まだまだ(笑)お借りしてGOです☆




