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12/25 そのプレゼントは


とにあ様のURONA・あ・らかると 12/25 旧水族館のクリスマス

とリンクです




 クリスマス会にお呼ばれ。

 空姉達と一緒にいって。

 (うしお)が芹香ちゃん達の方に駆けていくのを見ながら、隆維涼維とクリスマスの挨拶をかわして。


「渚ねぇ、こっちこっち。青空家名義のプレゼントはできるだけ纏めて置いたんだ。昨夜こっそりと」

「そうそう。涼維ががんばったんだぜ?」


 そう言う二人に、ちゃんとお礼を告げる。


「…………ありがと」


 それに、二人して顔を見合わせて笑って。


「どういたしまして」

「まとめといたら誰がドレ用意したとかわかんねーだろ?」

『なー』


 『青空なぎさ』そうタグのついた包みを受け取る。ちょっと大きめのプレゼントボックス。


『メリークリスマス♪』


 その声を聞きながら箱を開けて始めに目に飛び込んできたのは。


 工具箱と精密ピンセット


 それに、ついつい頬が綻んでしまう。

 頭に浮かんでいる設計は、どれもミリ単位のズレが許されないタイプのモノばかりで。

 早く使ってみたい、と思いながら皆がくれたのをひとつひとつ確認して。

 「ココまであるとどれが誰かわかりにくいよね♪」という隆維に、「そうでもない」と呟くと、「うーん。それは……、愛?」なんて言ってきたから、「分析結果」と告げて。


「隆維涼維、はい。クリスマスプレゼント」


 一人ずつにちゃんと渡したかったから、個別に持ってたそれを差し出す。

 芹香ちゃんには、悪役なりきりセット。

 みあちゃんのあちゃんには、星形の魔法のステッキ(音声入り(録音可)・キラキラエフェクト効果付)。


『なにー?』


 包みを受け取りながら訊ねてくる二人に、呟く。


「…………三十二のキューブに、六十四の三角形。組合せは自由自在」


「パズル?」

「ルービックキューブ?」


 首を傾げつつカタカタ箱を振っている隆維涼維に、こくり頷く。


「…………パターンは、取り合えず五十。真ん中にAI組み込んであるから、解き方を学習して、自動で種類増やしてくれる。それに、自分でパズルを作ることも可能」

『ありがと〜♪』


 にっこり笑う二人に頷き。


「…………あとこっちは、(あみ)姉以外の皆の分」


 そう言って袋を差し出すと、


「なんで海ねぇ以外?」


 涼維が不思議そうに首を傾げる。それに一つ、息を吐いて。


「…………海姉からは、皆に、〈超巨大クリスマスツリー・ケーキ〉が届く」

「ひとまとめにされたっ!?」

「海ねぇだしなー」


 えー。という涼維にそう言って隆維が笑う。


「…………一応、ケーキの何処かには金と銀のリングが一個ずつ入ってて、それ当てた人には、海姉が後日なんかくれるって」

「……そっちの方がなんか、怖い気がするんだけど」

「…………皆どうせ食べるだろ? って海姉は言ってたけど」

「それは確かにそーだけどさぁ」


 うーん、と悩む涼維を見ながら隆維が呟く。


「海ねぇらしいっちゃーらしいけど、ずんげーお手軽っ」


 それに頷きため息して、私も呟いた。


「…………私もそう思う」


 海姉。来年は通用しないと思う。



ルービックキューブ的立体パズル〜


そして海はお手軽(笑)海ですからね〜

来年はちゃんとプティングにはするかなぁ…


とにあ様のURONA・あ・らかるとより、隆維くん、涼維くん、ちらりと芹香ちゃん、みあちゃん、のあちゃん


お借りしております

おかしな点等ありましたら、ご連絡くださいませ



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