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12/7 だ、大丈夫かなぁ?


とにあ様のURONA・あ・らかると 12/7 ツリーの飾りつけ、フォロー?、ツリーの飾り付けをぼんやり眺めている、鎮君の私室

一部リンク、流れを経てのものです

空ちゃん視点話






「空ねぇって、二十五日あいてる?」


 突然そう鎮君に聞かれて、驚いてしまう。

 共同作業中に聞かれるとは、思ってなかったから。


「う、うん。あいてるよ」


 皆に聞かれちゃうんじゃ、と思うと恥ずかしくて、頬を染めながら早く返事しなくちゃ、と声を返すけど。


「終業式終わってから、一緒に遊ばねぇ?」


 それに更に返答。


 はうぅっ。こ、これ……ここで答えなきゃ、ダメ?

 ……さっきからなんか、視線感じるし、絶対皆聞いてるよぅ


 ……そ、それに……どっち、なんだろう……?

 うぅ……。わからないよ〜っ


 皆がいるって事と、どっちなのかがわからなくて、返事にもたもたしていると、


「鎮兄。二十五日に遊びに行くのはデートだと思うわ!」


 芹香ちゃんからそんな声が上がり、それにドキリとするんだけど、涼維君と芹香ちゃんに「資金不足なら貸すのに」と言われて、若干不機嫌になっている鎮君を見て、おろおろする。


 ……どうしたんだろう? いつもの鎮君なら、笑って返す所なのに……


 違和感を感じながら、慌ててないでとめなくちゃと私が思った所に、隆維君からの仲介が入って。

 ちょっと和んだ空気にホッとして、一端休憩するには調度良いタイミングかなと、ドーナツとドリンクののったお盆を手にした鎮君の案内で、そこからそっと移動する。



 案内された先は、鎮君のお部屋で。

 ちょっと戸惑う。だって……


 ……お、男の子の部屋入るの、初めてだよう……

 ど、どうしたらいいんだろ?

 ……き、緊張する〜


 ドキドキしながらそう思っていると鎮君に促されて、小さくお、お邪魔します……、と呟いてから、そろりと足を踏み入れる。


 コンパクトに纏められた、スッキリした感じのお部屋。


 ……男の子の部屋って、こんな感じなんだ。女の子の部屋と全然違う

 でも、鎮君らしいかな


 全然違う空間にドキドキしつつ、あんまり見るのも失礼だし、と思いながら促されるままにちょこんとベッドに座っていると。


 鎮君が、何故かドアの前にスピーカーを設置して。

 それに首を傾げると、口元に指を立てて『静かに』との合図。目を瞬き不思議に思いながら口元に手をもっていくと、ドアの横にそっと立った鎮君が、勢い良くドアを開けて。


 驚き顔の隆維君と、目が合ったと思った瞬間。


 がつん、と痛そうな音が響いて。


 ぶつかる! と目を閉じちゃったのを開いて慌てて立ち上がるけど、鎮君に止められている間に、渚によろしくと鎮君が頼んで、泣いている隆維君を宥めてる涼維君、なんでかいるフィル君に促されて、パタンとドアが閉められ、音楽がかけられる。


 ……隆維君、だ、大丈夫かなぁ? 凄い音してたし

 後で聞いてみよう

 それにしても、なんでいたのかな?

 ……ほ、本当に盗み聞き、とかだったら恥ずかしいけど……


「隆維君、大丈夫?」

「たぶん。渚ちゃんいるし、打って様子がおかしいようならおじさんも事務所の方にいるはずだしね」


 呟いて、休憩の準備をするのを手伝いながら、鎮君をちらり、と見つめて思う。

 いつもとちょっと、感じが違うから。


 ……隆維君達、鎮君(お兄ちゃん)の事、心配だったんじゃないのかな?



初男の子の部屋にドキドキですよ

座っている所はベッドの上だし


とにあ様のURONA・あ・らかるとより、鎮くん、隆維くん、涼維くん、芹香ちゃん


お借りしております

おかしな点等ありましたら、ご連絡下さいませ



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