12/7 ツリー飾り付け中の2
引き続き
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とリンクです〜
「ほれ」
差し出たドリンクを受け取る千秋。
「ありがと。三回目のデートのお誘いがアレってどうなんだろう?」
「雰囲気はないねぇ」
鎮と空のやり取りを見つつの会話。
ま、らしいといやぁ、らしいけど。
もうちょっと、なんとかならんのか、鎮。
くくっと笑いつつ、千秋を盗み見る。
何の疑いも無く、ドリンクを口にする千秋。
平然としているその姿に、疑惑が確信へと変わったのを悟る。
ハバネロ入りだっつの。
「なぁ」
意識して、声をかける。
「なに?」
首を傾げる千秋。その表情は不思議そうで。
すぅ、と息を吸い込み告げる。
「いつからおかしいんだ?」
瞬間、意識トんでる千秋をそのままに続ける。
「おかしーおかしーとは、思ってたんだよねぇ〜。鎮が、あたしに料理聞きに来た時からさぁ」
とん、と壁にもたれて道を塞ぎつつ。
「それにあの彩夏さんがたかだか「反抗期」だなんて理由で、アンタに飯作らさねぇ、なんてワケねーし」
じろりとした視線を、千秋に向ける。微妙に俯き気味で、その顔は見えない。
「大体、ケンカしてても相手の分まで、ちゃあんと飯作るアンタが、「作らねえ」なんておかしいじゃん?」
んじゃあ、導き出される答えは一つしかねぇよな、と続けてから、すっと目を細めて告げる。
「作らねーんじゃねぇ。「作れねえ」んだ。……味、わっかんねーんだかんな」
じっと見つめるその肩が、ぴくっと跳ねたのが見て取れた。
なんで黙ってた! と続けようとしたその前に、言葉を滑り込まされる。
「ねぇ。それはどういう確認?」
「は?」
なんでんな言葉が出んのかが不明で、目を瞬いて聞き返すと。
「だって、海ねぇには関係ないよね?」
なんて言われて、ざわっと血が上るのを感じる。目に、鋭さが増すのがわかる。
「それ、本気で言ってるのか?」
声音低く呟く、が。
「だって、これ、別に海ねぇには関係ないよね。どうこうしようとか、向き合おうとか、解決してみようって気は僕自身にないんだから、どうにも、ならないよね? だから、気にしてもらっても困るんだけどな」
すぅと顔を上げて。
なぁんて宣いやかった!
コイツっ……
三枚にオロスっ!!
折角、穏便に済ましてやろうかと思ってたんだけどなぁ、と思っていると。
「千秋兄! 迷わず成仏してね。いこ、隆維」
「じゃーねー。海ねぇ。千秋兄は好きに料理してねー。あと様子が変だったのは二学期はじまってしばらくしてからー」
ギリギリの所で会話を聞いていた隆維涼維がそう言って、ヒラヒラ手を振り部屋を出ていく。
ふと周囲に視線を走らせると、鎮と空も、その辺にフィルと一緒に転がってたチビどもも、渚も消えていた。
然り気無く散らしてくれたらしい。
こーゆーバアイ、あたしらが出てかなきゃなんだけどなぁ、と苦笑しつつそれに感謝して。
後でなんか礼しねーと、と思いながら、視線を戻す。
僅かに、笑みを含んだ表情をしている、千秋に。
たぶん、ドリンクはフルーツトマトをベースに、クランベリーとかリンゴ、レモンのミックスジュース
それにハバネロ(笑)
よーしゃない(苦笑)
とにあ様のURONA・あ・らかるとより、鎮くん、千秋くん、隆維くん、涼維くん、ちらりと彩夏さんと妹ちゃん達を
お借りしております
おかしな点等ありましたら、ご連絡下さいませ
お説教タイムスタート?(笑)




