12/7 ツリー飾り付け中の1
とにあ様のURONA・あ・らかると 12/7 ツリーの飾りつけ・ツリー飾り付けをぼんやり眺めている
とリンクです〜
鎮兄達の所で、フィルを見付けてちょっと驚く。
朝ご飯時にいなかったのは、そーゆー事。
いつの間に、知り合いになってたんだか。
「…………よしよし」
泣いている隆維をなでなでしとく。
悪いのは隆維だけど。
「もちろん、ねーちゃんたちや汐ちゃんにも家族枠でプレゼント用意していいよね」
「家族枠?」
にっこり笑っていう涼維に、空姉が呟いて首を傾げる。
隆維涼維に、プレゼントシステムの説明を受けてる。
「贈りたいものを贈るってだけ。かな?」
ふぅん。そーゆーのもやってるんだ。
家族が増えたみたいで面白い。
隆維には、〈監視くん〉でもあげようか。
そうしたら、体調悪いのに外に出たり、なんかしないハズ。
あ。涼維にあげた方がいいかな?
色々思案していると、空姉がポン、と手を合わせて「素敵だね」って微笑んでいる。即オッケー出た。
今年は、クリスマスプレゼントが沢山みたい。
皆の、何にしよう?
考えを巡らせながら、ツリーの飾り付けを手伝う。
皆でわぁわぁ言いながら、賑やかに飾り付けをしていく。
鎮兄が上の方の飾り付けをやってくれる。そのアシストをするのは空姉。
作為的な、ものじゃないよ。
ただ、皆の利害が一致しただけ。
色紙で輪っかを作りながらふと視線を走らせると、隅で隆維が丸まっていた。
その側にはフィルとみあちゃんにのあちゃん。鈴音ちゃんもいる。
……違和感が、ない。
というか、みあちゃん達がいると、フィルがちゃんと〈お兄〉に見える。不思議。
汐がフィルの鳥を引き寄せるのと一緒で、フィルは子供キャッチャーなんだろうか?
……見た目完全に子供だし。あり得る。
そんな事を考えていると、鎮兄が唐突に口を開く。
「空ねぇって、二十五日あいてる?」
さらりと、なんて事ない風に。
……鎮兄。せめて人気のないトコで誘わないと、空姉困るよ。ほら。
「う、うん。あいてるよ」
皆に聞かれてないかと、ドキドキしてて頬が赤い。
でも、鎮兄は気付いてない。
実は結構視線がいってるのにも、鎮兄は気付いてないみたい。
空姉は、微妙に身動ぎしてる。
……耳だけ立てとこう。
輪っかを作るのに専念しつつ、耳をそばたてる。
「終業式終わってから、一緒に遊ばねぇ?」
……返答に困る言い方を。
どっちか分からなくて、完璧慌ててる空姉。
そうじゃなくても、皆がいる所では返答しにくいだろな、空姉の場合は。
「あっ、あの、えっと……」
もじもじしてる、空姉は可愛いけど。
ふぅ。ため息を吐く。
何か言わないとダメ、かな?
二人に視線を向けると、
「鎮兄。二十五日に遊びに行くのはデートだと思うわ!」
芹香ちゃんからの指摘。
それに怯む鎮兄。
空姉が頬を染める中、弟妹に攻撃を受けて不機嫌になってる鎮兄。
うん、わからなくもないけど。
鎮兄達を気にしつつ、ちらり、視線を走らせる。
そこには、ピリッとした空気を纏う海姉と千秋兄がいた。
渚視点
黙々作業をしつつ、耳はしっかり立てている(笑)
渚からのプレゼントは発明品かなぁ
とにあ様のURONA・あ・らかるとより、鎮くん、千秋くん、隆維くん、涼維くん、芹香ちゃん、みあちゃん、のあちゃん、鈴音ちゃん
お借りしております
おかしな点等ありましたら、ご連絡下さいませ




