12/7 およばれ?
とにあ様のURONA・あ・らかると 12/7 安全ピン
とリンクです
「やほー」
そう言って、ヒラリと手を上げる少年。
チラリと視線を送るだけに留め、旋回するルドに視線を戻す。
暫し眺めていた間に、ちょこんと隣にきている少年。まぁた今日も薄着だよ、コイツ。昨日、ぶり返してたんじゃなかったかぁ?
「……おい」
「眺めてるだけだろ?」
ならいーじゃん。と言いたげな明青の瞳。海風に、ふわふわの茶髪が揺れる。
十月下旬頃から、家(?)にいるのをちょくちょく見かけるチューボー。体調不良でガッコを休んでいるらしい。
初めて声かけてきた時サボリ? と聞かれお前は? と聞き返した返答がそれだった。
俺様の事については取り合えず、郵便屋だとだけ答えておく。
「おい、風邪っぴき。んな格好でこんなトコまできやがって。ぶり返しても知んねーぞ」
「そこまでひどくねーよ」
大体風邪じゃねーし。と続ける少年。ま、俺様にゃカンケーねぇ事だが。
ヒュイっと指笛を吹いて、ルドを呼び寄せる。
バサリ、一度大きくはばたいてから、その大きさを肩乗りサイズにかえたルドを、腕にとまらせようとした所で。
「おはよー。隆維の友達?」
そんな声がかかる。んぁ? とそっちを見やると、そこに赤毛の少年がいた。……まぁたなんか増えたよ。
「んー? 郵便やさーん」
傍らの風邪っぴきが、にぱっと笑う。
それでいいのか、おい。
微妙に答えになってねぇぞ。
などと思っている間に、先に話が進んでやがる。
「フィンランドに手紙を届けてくれる。と?」
「えー? アイスランドじゃなかった?」
どっちも違うっつーの。
「グリーンランドだろっ!」
ついつい突っ込んでしまうと、さすがだなんていう顔をされる。
大体、俺様の運ぶ手紙はフツーの手紙じゃねーんだけどなぁ。
それは、サンタクローズへのだろうがよ。
まー、いいか。
手紙は手紙だしな。
俺様に、届けらんねぇ手紙はねーし。
ふと思案していると、
「いこ。ウチの朝ごはん、おいしいかは別として食べれない味って事はないから」
そう言われて手を引かれる。
おいおい、まてまて。
警戒心薄すぎじゃねー?
茶髪とは二、三日前に知り合ったばっかだし、赤毛(もう一人)とは、ついさっきだそっ!?
大体、俺様は行くなんて一言も言ってねー!
「か、」
『か?』
俺様の声に、首を傾げる茶髪と赤毛。
「勝手に話を進めてんじゃねぇ!」
そう叫んでみるが、
「朝ごはん抜きはダメだよ?」
なんて言われて、そのまま手を引かれていく。
きょとんとした顔してんじゃねーよっ!
……ま、いいかぁ。どーせ暇だし。
折角だ。相伴にあずかるとするかねぇ〜。
連れられていくフィル(笑)
まぁ、タダ飯なら喜んでいくかな(笑)
とにあ様のURONA・あ・らかるとより、隆維くんと鎮くん
お借りしてます
おかしな点等ありましたら、ご連絡下さいませ




