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転生ごときで逃げられるとでも、兄さん?  作者: 紙城境介
真実の輪廻期:奪い取られた初恋を

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198/262

第Α話 リスタート・ポイント








































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 ――――気付くと、森の中をさまよっていた。


 ……ここ、どこ……?


 頭の中がガンガンと痛んで、思考が定まらない。

 なぜ、自分はここにいるのか。

 ここに来る前は、何をしていたのか。

 記憶を辿ろうとすると特に、頭の奥が痛んだ。


 それでも、足が進んだ。

 まるで頭の痛みに突き動かされるように。


 ――――探さないと。

 ――――見つけないと。



 ――――早く、助けないと。



 風に揺れる葉のざわめき。

 枝の間から落ちる陽の光。

 ときおり過ぎる、鳥や動物の気配。

 激しい頭痛の合間に、そういったことだけを感じながら進んでいくと、ふと森が開けた。


 あたかも木々がその場所を畏れたかのような、ぽっかりとした森の空白。

 中心には、大きな大きな樹が幹を伸ばし、黒い影で地面を覆っていた。


 ……天国みたいだ。

 自然と、そう思った。

 だから、大樹の根元にいた彼女を見た瞬間、天使か妖精かと勘違いした。


 ――ことり、ことり――


 暖かな木漏れ日に包まれて。

 銀色の髪の少女が、うとうとと船を漕いでいる。


 ……なぜ、なんだろう。

 頭の中は、相変わらず鐘が鳴るような痛みで埋まっているのに。

 その姿が、途方もなく得難いものに見える――


 さく、と。

 無意識のままに、一歩、前に踏み出していた。


「…………ん……」


 伏せられた長い睫毛が、震えた。

 そして、ゆっくりと持ち上がり。

 宝石みたいに綺麗な瞳が、わたしの姿を捉えた。


「…………んん?」


 ことり、と。

 少女が小首を傾げると同時。

 わたしの意識は途切れた。




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― 新着の感想 ―
やられた、、、
[一言] 自分が皆が幸せになる運命を探し続けてたんだね
[良い点] 一生忘れられない作品になる [気になる点] なんでもっと認知されてないねん [一言] 食わず嫌いで、2年もの間この小説を知っていながらもスルーしていた過去の自分に言いたい。はよ読め、飛ぶぞ…
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